特許

J-GLOBAL ID：200903069258849600

X線CT装置

発明者： 吉岡 智恒 ,  右田 晋一
出願人/特許権者： 株式会社日立メディコ
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平4-273496
公開番号（公開出願番号）：特開平6-098883
出願日： 1992年09月18日
公開日（公表日）： 1994年04月12日
要約：

【要約】 (修正有)【構成】X線管1から放射されたX線は、補償物2及び軟線除去フィルタ3を通過してから被検体5に入り、そのあと検出器6に入射される。ここで、軟線除去フィルタ3は均一な厚さの薄板を補償物2の湾曲した表面に張り合わせた構造とすることで中心部分と周辺部分とでX線の通過パス長が異なり、それに対応して軟線除去フィルタ3を透過後のX線のエネルギー分布を中央と周辺で異なるようにした。【効果】X線CT装置で被検体を撮影するときに、被検体より生じる散乱X線を低減することができ、高精度で透過X線の強度の測定を行うことにより、画像の分解能を損なうことなく診断能の高いCT画像を得ることが可能となる。

請求項（抜粋）：

X線管と多素子の検出器を被検体を中心に対向して配置し、且つ検出器に入射するX線の検出器のチャンネル方向の強度分布が平坦になるようにX線管と被検体の間に配置した補償物を持ち、回転しながら被検体の各方向からのX線透過データを計測しそのデータから被検体の横断面のX線透過率の分布画像を再構成するCT装置において、上記補償物の表面の凹部又は補償物の内面中空部に均一な厚さの軟線除去用の薄板を張り合わせたことを特徴とするX線CT装置。