特許
J-GLOBAL ID:200903069261417303

粉塵で汚れかつダイオキシン及び他の毒素を含む高温の煙ガスを冷却しかつ浄化する方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中平 治
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-195057
公開番号(公開出願番号):特開平6-279877
出願日: 1993年06月24日
公開日(公表日): 1994年10月04日
要約:
【要約】【目的】 アーク炉からの粉塵で汚れかつダイオキシン及び他の有毒ガスを含む高温の煙ガスを浄化するため煙ガスを冷却する際,ダイオキシン及び他の有毒ガスが再形成されないようにする。【構成】 アーク炉1の材料装入の際及び溶融操業の際生ずる煙ガスA,Bを捕集し,有毒成分の除去を2つのやり方で行う。即ち吸い出しフード2で捕集される煙ガスAを第1のバツグフイルタ6へ供給し,その際添加剤12としての炭素-石灰混合物を前もつて煙ガスAへ吹き込んで,フイルタバツグに有毒成分を付着させる。汚染される粉塵Eを再びアーク炉1へ供給する。アーク炉1から直接吸い出される高温煙ガスBを,水冷吸い出し管路4へ通した後燃焼室3へ導き,有毒成分を除去するためそこで再燃焼させ,それから別の水冷吸い出し管路5で中間冷却し,常温空気の添加により更に冷却して,第2のバツグフイルタ7へ供給する。
請求項(抜粋):
煙ガスを吸い出し,冷却し,乾式又は湿式浄化し,廃ガス浄化装置からの排出粉塵又はスラツジを再び溶融容器へ装入するか又は他の利用装置へ供給する方法において,装入の際及び溶融の際生ずる煙ガスの処理を次のように分割するa)金属装入材料を高温の溶融容器(1)へ装入する際生ずる高温でかつ粉塵で汚れている有毒煙ガス(A)を,溶融容器(1)より上で吸い出しフード(2)により集め,煙ガス管路を介して粉塵フイルタ(6)へ供給し,それから炭素-石灰混合物(12)をフイルタ室の前で煙ガス管路へ吹き込み,粉塵フイルタ(6)の毒素を含む排出粉塵(8)を第1の粉塵サイロ(13)へ供給し,そこから計量容器(14)を介して空気圧により再び溶融のため溶融容器(1)へ供給し,b)金属装入材料を溶融容器(1)で溶融する際生ずる高温でかつ粉塵で汚れている有毒煙ガス(B)を,水冷される吸い出し管路(4)を介して,外部エネルギで加熱される燃焼室(3)へ供給し,燃焼して毒素を除かれる高温の煙ガス(B)を水冷される別の吸い出し管路(5)へ供給し,この予冷される煙ガス(B)を,別の毒素なしの冷却空気(A)の混合後,冷却されている煙ガス(C)として浄化用粉塵フイルタ(7)へ供給し,粉塵フイルタ(7)の排出粉塵(9)を第2の粉塵サイロ(15)へ供給し,そこから第1の粉塵サイロ(13)からの有毒粉塵に混合して計量容器(14)を介して再び溶融のため溶融容器(1)へ供給するか,又は重金属回収のため粉塵コンテナ(17)へ供給し,燃焼室(3)から排出される粉塵を,毒素を含む粉塵用の第1の粉塵サイロ(13)へ供給することを特徴とする,溶融容器からの粉塵で汚れかつダイオキシン及び他の毒素を含む高温の煙ガスを冷却しかつ浄化する方法。
IPC (4件):
C22B 7/02 ,  B01D 53/34 ZAB ,  B01D 53/34 134 ,  F27D 17/00 104

前のページに戻る