特許
J-GLOBAL ID:200903069270721031

プラスチック管貫通部の防火処理構造

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 若林 広志
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-342990
公開番号(公開出願番号):特開平9-178052
出願日: 1995年12月28日
公開日(公表日): 1997年07月11日
要約:
【要約】【課題】 プラスチック管3が床1の開口部2を貫通する箇所で、熱発泡性耐火材4と環状の形状記憶合金製スプリング5を用いて防火処理を施す場合に、、平常時にはスプリング5の収縮力でプラスチック管3に損傷を与えないようにし、火災時には床1の貫通部でプラスチック管3をより確実に閉塞できるようにする。【解決手段】 環状の形状記憶合金製スプリング5を熱発泡性耐火材4の中に埋め込み、熱発泡性耐火材4を熱伝達遅延部材とする。火災時に、形状記憶合金製スプリング5の温度上昇が遅くなり、形状記憶合金製スプリング5がプラスチック管3の軟化、溶融に合わせて収縮するようになる。
請求項(抜粋):
床(1)または壁の開口部(2)を貫通するプラスチック管(3)と、プラスチック管(3)の外周に設けられ、火災時の熱で発泡してプラスチック管外周面と開口部内周面との間の空隙を塞ぐ熱発泡性耐火材(4)と、プラスチック管(3)の外周に設けられ、火災時の熱で収縮して火災時の熱で軟化したプラスチック管を閉塞する環状の形状記憶合金製スプリング(5)とを備え、前記形状記憶合金製スプリング(5)が、火災時の熱がそのスプリング(5)に伝わるのを遅らせる熱伝達遅延部材(4、7)で包囲されていることを特徴とするプラスチック管貫通部の防火処理構造。

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