特許
J-GLOBAL ID:200903069272531612

スクロール型圧縮機

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石田 敬 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-127166
公開番号(公開出願番号):特開平9-310689
出願日: 1996年05月22日
公開日(公表日): 1997年12月02日
要約:
【要約】【課題】 チップシールを有するスクロール型圧縮機において、運転条件に即応して、摩擦力や摩耗が最も少なく、しかも高い体積効率が得られるように、チップシールを押しつける力の大きさを自動的に調整する。【解決手段】 吐出圧が吐出室44から弁21を経てチップシール31の背圧室を形成する溝30へ導かれる。弁21にはクランクシャフト4の回転数に応じた大きさの遠心力が作用するから、バネ22の付勢力等との関係で、高回転域においては弁21の開度が小さくなり、背圧室へ供給される吐出圧が減圧されて、チップシール31を相手方の面に押しつける力が減少して、摩擦力が小さくなり、摩耗も減少する。これに対して低回転域では弁21の開度が大きくなって、背圧室の圧力が高くなり、チップシール31を押しつける力が増大して高い体積効率が得られる。
請求項(抜粋):
吸入室と吐出室を形成するハウジングと、前記ハウジングの内壁面上に形成された渦巻状の歯からなる固定スクロールと、可動の端板上に形成された渦巻状の歯からなり、前記固定スクロールに対して中心及び位相をずらして噛み合うように組み込まれた可動スクロールと、噛み合った前記固定スクロールと前記可動スクロールとの間に形成される複数の作動室と、前記ハウジングに回転自在に支持されると共に、軸心に対して所定量偏心したクランク部を備えていて、それによって前記可動スクロールに公転運動を与えるクランクシャフトと、前記可動スクロールの公転のみを許容すると共に自転を阻止する自転防止機構と、前記可動スクロール及び前記固定スクロールのうちの少なくとも一方の渦巻状の歯の端面上に形成された溝に嵌入されたチップシールと、前記チップシールと前記渦巻状の歯の端面上に形成された溝によって形成される背圧室と、前記背圧室の圧力を、前記クランクシャフトの回転数の変化に応じて制御する手段を有することを特徴とするスクロール型圧縮機。
IPC (4件):
F04C 18/02 311 ,  F04C 18/02 ,  F04C 27/00 321 ,  F04C 29/10 311
FI (4件):
F04C 18/02 311 X ,  F04C 18/02 311 T ,  F04C 27/00 321 ,  F04C 29/10 311 M
引用特許:
審査官引用 (15件)
  • 特開平3-081589
  • 特開平4-365982
  • 特開平3-237287
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