特許
J-GLOBAL ID:200903069283772670

芳香族硫黄化合物の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 津国 肇 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-176840
公開番号(公開出願番号):特開2000-007649
出願日: 1998年06月24日
公開日(公表日): 2000年01月11日
要約:
【要約】【課題】 簡単な操作で、収率よく、置換基を有する芳香族チオール類および芳香族ジスルフィド類を製造する方法を提供する。【解決手段】 (A)複数の置換基を有する芳香族ハロゲン化合物に、(B)(1)O-ヒドロカルビルジチオ炭酸アルカリ金属塩;(2)二硫化炭素とアルカリ金属ヒドロカルビルオキシド;および/または(3)二硫化炭素、アルコールとアルカリ金属の水酸化物もしくは炭酸塩を、(C)非プロトン極性溶媒の存在下に反応させて、芳香族チオール類を製造する。また、そのようにして得られた芳香族チオール類を酸化して、芳香族ジスルフィド類を製造する。
請求項(抜粋):
(A)一般式(I):X-Ar-Yn (I)(式中、Arは、芳香環以外の炭素原子に置換基が結合していてもよい芳香族炭化水素残基を表し;Xは、芳香環の炭素原子に結合した塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子を表し;Yは、芳香環の炭素原子に結合し、少なくとも1個はXと同一の環上に存在する、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、ニトロ基、ニトリル基、スルホン基、スルファモイル基およびヒドロカルビルスルホニル基からなる群より選ばれる1種または2種以上の置換基を表し;nは1以上の整数である)で示される芳香族ハロゲン化合物に、(B)下記の(1)、(2)および/または(3):(1)一般式(II):【化1】(式中、Rは、1価の脂肪族炭化水素基またはアラルキル基を表し;Mは、アルカリ金属原子を表す)で示されるO-ヒドロカルビルジチオ炭酸アルカリ金属塩;(2)(a)二硫化炭素、および(b)一般式:ROM(式中、RおよびMは、前述のとおりである)で示されるアルカリ金属ヒドロカルビルオキシド;(3)(a)二硫化炭素、(c)一般式:ROH(式中、Rは、前述のとおりである)で示されるアルコール、および(d)アルカリ金属の水酸化物もしくは炭酸塩を(C)非プロトン極性溶媒の存在下に反応させることを特徴とする、一般式(III):Yn-Ar-SH(式中、Ar、Yおよびnは、前述のとおりである)で示される芳香族チオール類を製造する方法。
IPC (6件):
C07C323/09 ,  C07C319/02 ,  C07C319/24 ,  C07C323/62 ,  C07C323/65 ,  C07C323/67
FI (6件):
C07C323/09 ,  C07C319/02 ,  C07C319/24 ,  C07C323/62 ,  C07C323/65 ,  C07C323/67
Fターム (11件):
4H006AA02 ,  4H006AC63 ,  4H006BB41 ,  4H006BB42 ,  4H006BE12 ,  4H006BE32 ,  4H006BE36 ,  4H006BE53 ,  4H006BE90 ,  4H006TA04 ,  4H006TB14

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