特許
J-GLOBAL ID:200903069348713243

ポジトロンCT装置およびその画像再構成方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 長谷川 芳樹 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-251041
公開番号(公開出願番号):特開平9-090043
出願日: 1995年09月28日
公開日(公表日): 1997年04月04日
要約:
【要約】【課題】 測定対象物が測定中に動く場合であっても、その体動補正を行うとともに、精度のよい感度補正を行って正確な再構成画像を得る。【解決手段】 回転している較正用線源110から発生した光子対がリング121によって検出されx-y-θ-ψメモリ150に蓄積された投影データを基準感度補正データとして獲得する。体動測定部123によって測定対象物100のリング121に対する相対的な位置および方位を測定して、存在密度分布生成部190によってその存在密度分布を生成するとともに、測定対象物100についての投影データを体動補償して測定データとして獲得する。そして、測定対象物100の体動を補償した感度補正データが生成され、これに基づいて測定データが正確に感度補正され、画像再構成装置160によって正確な再構成画像を得る。
請求項(抜粋):
測定空間を囲んで所定軸の周囲に配列された複数の光子検出器からなるリングによって、前記測定空間における電子・陽電子対消滅に伴って発生する光子対を検出し、前記光子対のそれぞれの光子を検出した2つの光子検出器を結ぶ直線について前記測定空間に設定した極座標で表現した座標値に対応した番地に所定数を累積加算して蓄積された投影データに基づいて、電子・陽電子対消滅の発生頻度の空間分布を測定するポジトロンCT装置であって、電子・陽電子対消滅に伴う光子対を発生させる較正用線源を前記測定空間で前記所定軸を中心にして前記リングに対して相対的に回転運動させる較正用線源回転手段と、前記較正用線源回転手段に対して前記較正用線源の回転運動を指示し、前記較正用線源が回転運動している状態で、前記較正用線源から発生する光子対を検出して蓄積された前記投影データを基準感度補正データとして獲得する基準感度補正データ生成手段と、前記測定空間に置かれた測定対象物の前記リングに対する相対的な位置および方位に応じた位置方位データを出力する位置方位測定手段と、前記測定空間に前記較正用線源がない状態で、前記測定対象物から発生する光子対を検出し、前記位置方位データに基づいて前記相対的な位置および方位の変化を補償して測定時間中に蓄積された前記投影データを測定データとして獲得する測定手段と、前記測定時間中に前記位置方位データを入力して前記位置方位データが表す前記相対的な位置および方位を前記極座標上の座標値に写像し、前記測定時間中における前記測定対象物の前記極座標上での存在密度分布を生成する存在密度分布生成手段と、前記基準感度補正データを前記存在密度分布で加重平均計算した結果に基づいて、感度補正データを生成する感度補正データ生成手段と、前記測定データを前記感度補正データに基づいて感度補正する感度補正手段と、前記感度補正手段によって感度補正された前記測定データに基づいて、前記測定対象物における電子・陽電子対消滅の発生頻度の空間分布を算出し画像再構成を行なう画像再構成手段と、を備えることを特徴とするポジトロンCT装置。

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