特許
J-GLOBAL ID:200903069355575697

無電解ニッケルめっき老化液の処理方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 加藤 公清
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-179439
公開番号(公開出願番号):特開2002-371368
出願日: 2001年06月14日
公開日(公表日): 2002年12月26日
要約:
【要約】【課題】 無電解ニッケルめっき液に蓄積する亜りん酸イオンを選択的に除去し、無電解ニッケルめっき液に再使用できるようにし、廃液の排出量を大幅に低減する方法を提供すること。【解決手段】 無電解ニッケルめっき老化液とハイドロタルサイト類とを接触させて、老化液中の亜りん酸イオンをハイドロタルサイト類に取り込ませ、老化液中の亜りん酸イオンを除去又は減少させた後に、ハイドロタルサイト類を分離する工程と、分離後の溶液を中和して溶液中の金属イオンを沈殿、分離する工程と、分離後の溶液を冷却し、析出した硫酸ナトリウムを溶液から分離する工程と、分離した溶液に、ニッケルイオン、硫酸イオン、有機酸イオンを補給して無電解ニッケルめっき液を得る工程とを有することを特徴とする。
請求項(抜粋):
無電解ニッケルめっき老化液と下記の式(A)で表わされるハイドロタルサイト類とを接触させて、老化液中の亜りん酸イオンをイオン交換によってハイドロタルサイト類中に取り込ませ、老化液中の亜りん酸イオンを除去または減少させた後に、溶液とハイドロタルサイト類とを分離する工程(1)と、工程(1)で分離した溶液のpHを8〜13に調整して、溶液中の金属イオンを沈殿物として生成させ、沈殿物を溶液から分離する工程と(2)と、工程(2)で分離した溶液のpHを4.0〜5.0に調整した後、冷却し、析出した硫酸ナトリウムを溶液から分離する工程(3)と、工程(3)で分離した溶液に、ニッケルイオン、硫酸イオン、次亜りん酸イオン、有機酸イオンの少なくとも一種を補給して無電解ニッケルめっき液を得る工程(4)とを有することを特徴とする無電解ニッケルめっき老化液の処理方法。 M<SP>2+</SP><SB>1-X</SB>M<SP>3+</SP><SB>X</SB>(OH)<SB>2</SB>A<SP>n-</SP><SB>X/n</SB>・mH<SB>2</SB>O (A)(ここで、M<SP>2+</SP>は、Mg<SP>2+</SP>,Ca<SP>2+</SP>,Cu<SP>2+</SP>,Co<SP>2+</SP>,Ni<SP>2+</SP>等の二価金属イオンから選ばれる少なくとも一種を、M<SP>3+</SP>は、Al<SP>3+</SP>,Fe<SP>3+</SP>,Cr<SP>3+</SP>等の三価の金属イオンから選ばれる少なくとも一種を、A<SP>n-</SP>は、OH<SP>-</SP>,CO<SB>3</SB><SP>2-</SP>,SO<SB>4</SB><SP>2-</SP>,Cl<SP>-</SP>等のn価の陰イオンを示し、Xおよびmは、0.1<X<0.5および0≦m<5の範囲にある数を示す。)
IPC (6件):
C23C 18/16 ,  B01J 41/02 ,  B01J 41/10 ,  B01J 49/00 ,  C02F 1/42 ,  C02F 1/58
FI (6件):
C23C 18/16 Z ,  B01J 41/02 ,  B01J 41/10 ,  B01J 49/00 E ,  C02F 1/42 E ,  C02F 1/58 H
Fターム (22件):
4D025AA09 ,  4D025AB15 ,  4D025BA02 ,  4D025BA22 ,  4D025BA28 ,  4D025BB02 ,  4D025BB05 ,  4D025CA03 ,  4D025DA10 ,  4D038AA08 ,  4D038AB24 ,  4D038AB63 ,  4D038AB79 ,  4D038AB81 ,  4D038BA04 ,  4D038BB08 ,  4D038BB13 ,  4D038BB17 ,  4K022BA14 ,  4K022DA01 ,  4K022DB02 ,  4K022DB21

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