特許
J-GLOBAL ID:200903069412019615

仮設地盤アンカー体及び引張ワイヤーの解体工法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 渡辺 三彦
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-549815
公開番号(公開出願番号):特表2002-515558
出願日: 1999年05月11日
公開日(公表日): 2002年05月28日
要約:
【要約】【課題】建築、土木構造物の工事におけるアンカー工法施工後、地下に打ち込まれた仮設アンカーを工事完了後に簡単に、かつ容易に、そして安全に解体し除去できる解体可能な建設地盤アンカー体及び引張ワイヤーの解体工法を提供する。【解決手段】解体可能な仮設地盤アンカー体は、胴体の内周面上側部に分離係止壁14が形成され、前記胴体の中央部には前記上側部の分離係止壁14の下側に中央通孔11の形成と共に、前記分離係止壁14の周囲に複数の外通孔12が放射状に形成されるシリンダー10と、前記シリンダー10の中央通孔11の上側部に挿入され内部上側にテーパー状挿入部が形成されるコーン圧着リング27と、前記コーン圧着リング27の挿入部27aに挿入され、引張ワイヤーWが挿入され締結されるアンカー解体用引張ワイヤー結束コーン20と、前記外通孔12の上側部に挿入され引張ワイヤーW ́を締結する複数のアンカー緊張用引張ワイヤー結束コーン20 ́と、前記アンカー解体用引張ワイヤー結束コーン20とアンカー緊張用引張ワイヤー結束コーン20 ́との間に挿設されるスペーサー35と、前記アンカー解体用引張ワイヤー結束コーン20とアンカー緊張用引張ワイヤー結束コーン20 ́とが離脱されないようにする上蓋40と、前記シリンダー10の内部を保護し水分、モルタルの浸透を防ぐキャップ50と、前記シリンダー10の下段部に結合される下蓋41と、前記中央通孔11の内周面上側部に前記コーン圧着リング27が掛けられて固定されるよう形成され、解体工程時破断されるように形成された係止片11bと、前記下蓋41の上面中間部に形成され解体工程時、引張ワイヤーWが引抜くようアンカー解体用引張ワイヤー結束コーン20の移動を阻止する止めリング28とを含む。また、引張ワイヤーの解体工法は、引張ワイヤー解体工程時、アンカー解体用引張ワイヤー20の引発力によりアンカー解体用引張ワイヤー結束材30の結束リング31が、アンカー緊張引張ワイヤー結束コーン20から発生する付勢力に抗して、係止片11bを破断させる係止片破断過程と、離脱したアンカー解体用引張ワイヤー結束材30のアンカー解体用引張ワイヤー結束コーン20を下蓋41の止めリング28に接触させ、移動を阻止させアンカー解体用引張ワイヤー結束コーン20から引張ワイヤーWを抜出して分離する過程とを含む。
請求項(抜粋):
胴体の内周面上側部に分離係止壁が形成され、前記胴体の中央部には前記上側部の分離係止壁の下側に中央通孔の形成と共に、前記分離係止壁の周囲に複数の外通孔が放射状に形成されるシリンダーと、前記シリンダーの中央通孔の上側部に挿入され内部上側にテーパー状挿入部が形成されるコーン圧着リングと、前記コーン圧着リングの挿入部に挿入され、引張ワイヤーが挿入され締結されるアンカー解体用引張ワイヤー結束コーンと、前記外通孔の上側部に挿入され引張ワイヤーを締結する複数のアンカー緊張用引張ワイヤー結束コーンと、前記アンカー解体用引張ワイヤー結束コーンとアンカー緊張用引張ワイヤー結束コーンとの間に挿設されるスペーサーと、前記アンカー解体用引張ワイヤー結束コーンとアンカー緊張用引張ワイヤー結束コーンとが離脱されないようにする上蓋と、前記シリンダーの内部を保護し水分、モルタルの浸透を防ぐキャップと、前記シリンダーの下段部に結合される下蓋と、前記中央通孔の内周面上側部に前記コーン圧着リングが掛けられて固定されるよう形成され、解体工程時破断されるように形成された係止片と、前記下蓋の上面中間部に形成され解体工程時、引張ワイヤーが引抜くようアンカー解体用引張ワイヤー結束コーンの移動を阻止する止めリングとを含むことを特徴とする解体可能な仮設地盤アンカー体。
Fターム (3件):
2D041GA01 ,  2D041GB04 ,  2D041GC12

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