特許
J-GLOBAL ID:200903069435929082

固体電解質型燃料電池

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中島 司朗
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-309134
公開番号(公開出願番号):特開平9-147890
出願日: 1995年11月28日
公開日(公表日): 1997年06月06日
要約:
【要約】【課題】 セルとセパレータ板の外周部の間に介在させたシール材の余剰分がアノード及びカソードの縁部に侵入するのを効果的に抑え、発電特性、寿命特性等の向上を図ることが可能な固体電解質型燃料電池を提供することを目的とする。【解決手段】 周部30の上下面には、積層時にカソード11及びアノード12と近接する部分に、シール材の余剰分をカソード11及びアノード12の縁部から離れる方向へ誘導する余剰シール材誘導用凹部50が設けられている。余剰シール材誘導用凹部50は、平面視でカソード11またはアノード12から離れる方向に広がったクサビ型をしており、対向する固体電解質板10との間隔が外側ほど大きくなるように傾斜したテーパ状の面が内部に形成されている。
請求項(抜粋):
固体電解質板の中央部の一方の側にアノードが配され他方の側にカソードが配されたセルと、前記アノードと対向した表面に複数本のアノードガスチャンネルが形成され、カソードと対向した表面にカソードガスチャンネルが形成されたセパレータ板とが交互に積層され、前記セパレータ板の端部寄りには、アノードガス及びカソードガスを各セパレータ板に分配し、または各セパレータ板から回収するアノードガス給排孔及びカソードガス給排孔がそれぞれ開設されると共に、前記セパレータ板の上下面の側部及び前記アノードガス給排孔、カソードガス給排孔の周部は、シール材が配されたメルトシール部となっており、その部分において対向する固体電解質板との間がシールされている固体電解質型燃料電池において、前記メルトシール部の上面及び下面には、前記アノードまたはカソードと近接するシール材の余剰分を、前記アノードまたはカソードから離れる方向へ誘導する誘導部が構成されていることを特徴とする固体電解質型燃料電池。

前のページに戻る