特許
J-GLOBAL ID:200903069471239114

マルチスレッド型プログラミング環境における共用資源への並行同時アクセスを自動的に管理する方法及びそのための装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 山川 政樹
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-010088
公開番号(公開出願番号):特開平9-198265
出願日: 1997年01月06日
公開日(公表日): 1997年07月31日
要約:
【要約】【課題】 プログラム内のアプリケーション展開や制御の正常な流れを損なうことなく、シングルアクセス資源に対するロックをどのスレッドからでも自動的に設定しかつ解放することができる汎用性があって使いやすい機構を提供すること。【解決手段】 プログラムの1つのスレッドに、そのスレッドが現在その資源の使用を必要とするか否かに関わらず、その資源に関連するロックの所有権を与えることによって、プログラムの他のスレッドにまさる優先権を与える。これら他のスレッドは、資源の使用が必要なとき、そのことを優先スレッドに知らせるようになっている。優先スレッドは、資源を使用し終え、別のスレッドが資源を使用するために待っていることを検知すると、その資源についての資源ロックを解放する。優先スレッドは、資源を解放した後、自動的に資源ロックを要求する。
請求項(抜粋):
マルチスレッド型プログラムの複数のスレッド間で資源を共用する方法において:(A)前記複数のスレッドの中の第1のスレッドに、(A1)前記資源に関連する資源ロックを獲得するステップと;(A2)その資源ロックを前記複数のスレッドの中の他のスレッドが前記資源の使用を要求していることを検知するまで保持するステップと;(A3)前記複数のスレッドの中の他のスレッドの前記資源の使用の要求の検知に応答して、(a)その資源の使用を全て終了するステップと;(b)その資源ロックを解放するステップと;(c)その資源ロックを要求するステップと;を実行するステップと;を実行させるステップ;を具備した方法。

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