特許
J-GLOBAL ID:200903069507215730

ラミネート用水性印刷インキ組成物およびそれを用いた印刷物のラミネート方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 朝日奈 宗太 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-006664
公開番号(公開出願番号):特開平10-204367
出願日: 1997年01月17日
公開日(公表日): 1998年08月04日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 水性でありながら、良好な接着性、ラミネート強度を示し、さらにダイレクトラミネート加工適性の優れた水性印刷インキを提供する。【解決手段】 下記のa成分、b成分からなることを特徴とするラミネート用水性印刷インキ組成物。a成分:塩素化ポリプロピレンおよび/または(無水)マレイン酸変性塩素化ポリプロピレンを、つぎの一般式(1)で表される化合物の存在下、水中に分散させて得られる水性バインダー樹脂ワニス。ここで、R1およびR2は独立にアルキル基であり、R1とR2の炭素数の合計が10〜14であり、Xはつぎの一般式(2):(式中、pは0〜10の整数、qは0〜10の整数であり、p+q=0〜10である)で表される基である。b成分:ポリウレタン樹脂、アクリル系樹脂、エチレン-アクリル酸系樹脂よりなる群から選ばれる少なくとも1種からなる水性バインダー樹脂ワニス。
請求項(抜粋):
顔料、水性バインダー樹脂ワニスを主たる成分とするラミネート用水性印刷インキ組成物において、前記水性バインダー樹脂ワニスが、下記のa成分、b成分および必要に応じてc成分からなり、かつその含有量が水性バインダー樹脂ワニスの全固形分に対して、a成分の固形分5〜50重量%、b成分の固形分50〜95重量%、c成分の固形分0〜30重量%(3成分の固形分を合わせて100重量%とする)であることを特徴とするラミネート用水性印刷インキ組成物。a成分:塩素化度20〜60、分子量5,000〜200,000の塩素化ポリプロピレン、および/または塩素化度20〜60、分子量5,000〜500,000の塩素化ポリプロピレンを(無水)マレイン酸で変性して得られる(無水)マレイン酸変性塩素化ポリプロピレンを、つぎの一般式(1)で表される化合物の存在下、水中に分散させて得られる水性バインダー樹脂ワニス。【化1】ここで、R1およびR2は独立にアルキル基であり、R1とR2の炭素数の合計が10〜14であり、Xはつぎの一般式(2):【化2】(式中、pは0〜10の整数、qは0〜10の整数であり、p+q=0〜10である)で表される基である。b成分:ポリウレタン樹脂、アクリル系樹脂、エチレン-アクリル酸系樹脂よりなる群から選ばれる少なくとも1種を、塩基性化合物および/または乳化剤の存在下、水中に溶解または分散させて得られる水性バインダー樹脂ワニス。c成分:その他の水性樹脂を塩基性化合物および/または乳化剤の存在下、水中に溶解または分散させて得られる水性バインダー樹脂ワニス。

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