特許
J-GLOBAL ID:200903069516430880

循環回帰流路を備える液体クロマトグラフのための除去カラム構造及びこれに用いる充填剤の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 熊谷 浩明
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-357491
公開番号(公開出願番号):特開平10-197505
出願日: 1996年12月27日
公開日(公表日): 1998年07月31日
要約:
【要約】【課題】液体クロマトグラフにおける回収液を溶離液として実用的に再使用できるようにする。【解決手段】除去カラム8を介在させて循環回帰流路を形成してなる液体クロマトグラフにおいて、除去カラム8は、硬質ガラス材にからなる筒状体11と、該筒状体11内に充填される充填剤12と、筒状体11の流入口11aと流出口11bとのそれぞれに封着栓13,14を介して配置されるフィルター17,18とを少なくとも備え、充填剤12には、ヤシ殻炭,石炭,籾殻炭のうち、いずれか一種もしくは適宜組合せたものを高温焼成した後に得られる粒径が50〜120メッシュ程度の顆粒状活性炭を用い、フィルター17,18には、アルミナ系ガラス粉末を燒結したガラス燒結材により形成される多孔質セラミックフィルターを用いることにより、回収液中に残存試料成分と充填剤12とを混入させることなく溶離液として再使用できるようにした。
請求項(抜粋):
溶離液貯槽と、該溶離液貯槽中の溶離液を流路中に圧送する送液ポンプと、流路中を圧送される溶離液に対し試料を導入するインジェクターと、試料導入後の移動相を分離する分離カラムと、該分離カラムを経て流下する移動相中の試料成分を検出する検出器と、該検出器を経て流下する廃液中から残存試料成分を除去して前記溶離液貯槽に回帰させるために介在させた除去カラムとを少なくとも配置して循環回帰流路を形成してなる液体クロマトグラフにおいて、前記除去カラムは、硬質ガラス材にからなる筒状体と、該筒状体内に充填される充填剤と、前記筒状体の流入口と流出口とのそれぞれに封着栓を介して配置されるフィルターとを少なくとも備え、前記充填剤には、ヤシ殻炭,石炭,籾殻炭のうち、いずれか一種もしくは適宜組合せたものを高温焼成した後に得られる粒径が50〜120メッシュ程度の顆粒状活性炭を用い、前記フィルターには、アルミナ系ガラス粉末を燒結したガラス燒結材により形成される多孔質セラミックフィルターを用いたことを特徴とする循環回帰流路を備える液体クロマトグラフのための除去カラム構造。
IPC (3件):
G01N 30/26 ,  G01N 30/44 ,  G01N 30/48
FI (4件):
G01N 30/26 H ,  G01N 30/26 P ,  G01N 30/44 ,  G01N 30/48 J
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 特開平3-211459
  • 特開昭54-112393
  • 特開昭56-150353

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