特許
J-GLOBAL ID:200903069519717153

無段変速機の制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 清水 義久
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-225195
公開番号(公開出願番号):特開平5-044827
出願日: 1991年08月08日
公開日(公表日): 1993年02月23日
要約:
【要約】【目的】 プーリーポジションセンサの故障時における無段変速機の破損を防ぐことを目的とする。【構成】 固定プーリー2に対し可動プーリー4をスライダーギヤ11を介し離接する方向に移動させて変速する直流モータ16を備え、この直流モータ16を制御するコンピューター30は自動車の運転状態に基づいて目標変速比を算出し、又、プーリーポジションセンサ33を介して実際の変速比を検出し、実際の変速比を前記目標変速比と一致させるように直流モータ16の駆動電力を制御する。又、駆動側及び従動側の回転数の比から別に実変速比を検出して、この実変速比が所定値以上である場合には前記プーリーポジションセンサ33が故障として直流モータ16を停止させるとともに、異常表示装置35を作動させて運転者に異常を知らせる。
請求項(抜粋):
円錐状の面を有しドライブシャフトに固定された固定プーリーと、該固定プーリーと同様の円錐状の面を有し固定プーリーとの間にV溝を形成してドライブシャフトの軸線方向に移動可能に取り付けられ、移動手段により固定プーリーと離接する方向に移動させられる可動プーリーとからなる駆動プーリーと、円錐状の面を有しドリブンシャフトに固定された固定プーリーと、該固定プーリーと同様の円錐状の面を有し固定プーリーとの間にV溝を形成してドリブンシャフトの軸線方向に移動可能に取り付けられ、移動手段により固定プーリーと離接する方向に移動させられる可動プーリーとからなる従動プーリーと、この従動プーリー及び前記駆動プーリーの各V溝に巻き掛けられるベルトとを有しドライブシャフトの回転をドリブンシャフトに無段階に変速して伝達するとともに、前記駆動プーリー側若しくは従動プーリー側の可動プーリーの移動手段として、直流モータの回転により可動プーリーを軸方向に移動させるスライダーギヤを備える無段変速機の制御装置において、自動車の運転状態に基づいて適正な目標変速比を算出する目標変速比演算手段と、前記無段変速機の実際の変速比を検出するプーリーポジションセンサを介する実変速比検出手段と、該実変速比検出手段により検出される実際の変速比と前記目標変速比とを比較する比較手段と、該比較手段による比較結果に基づいて、前記実際の変速比が目標変速比に一致するように、前記直流モータの駆動電力を制御する制御手段とを備えるとともに、前記ドライブシャフトの回転数と前記ドリブンシャフトの回転数の比から無段変速機の実際の変速比を算出する第2の実変速比検出手段を備え、該第2の実変速比検出手段が所定値以上の実変速比を検出したときに、前記制御手段を介し前記直流モータを停止させるとともに、前記制御手段を介し異常表示装置を作動させ運転者に異常を知らせるように構成したことを特徴とする無段変速機の制御装置。
IPC (4件):
F16H 61/00 ,  F16H 9/00 ,  F16H 59:24 ,  F16H 59:36
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開昭62-255240
  • 特開昭60-023665

前のページに戻る