特許
J-GLOBAL ID:200903069521223800

異形断面を有する長尺物の製造方法及びその押出成形装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 恩田 博宣
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-064302
公開番号(公開出願番号):特開平6-270289
出願日: 1993年03月23日
公開日(公表日): 1994年09月27日
要約:
【要約】【目的】異形断面形状を形成するに際しオリフィスに加わる圧力の増加を抑制し、所望の異形断面形状を有する長尺物を得、装置自体の損傷を防止する。【構成】可動ダイプレート7を最外方に位置させた状態で未加硫EPDMを各供給口12,16にも分流させて押出す。固定オリフィス10によりトリム部3、可動オリフィス14によりリップ部4の形状に形成されて押出される。接合オリフィス17を通過したEPDMは上記両者を接合させ、接合成形オリフィス21の通過に伴い成形される。可動ダイプレート7を固定オリフィス10の方向へ移動させると、接合オリフィス17の幅が短くなり、リップ部の幅が短くなる。接合オリフィス17の開口面積が狭くなるが、バイパス穴22が接合オリフィス17に連通されるので、過剰のEPDMはバイパス穴22を介し排出口23から排出される。従って、オリフィス17等に加わる圧力の増加が抑制される。
請求項(抜粋):
所定の断面形状と、その所定の断面形状とは異なる断面形状を部分的に有する長尺物(2)を製造するための製造方法であって、固定ダイプレート(6)に形成された固定オリフィス(10)から第1の未加硫ゴムを前方へ押出すことにより前記長尺物(2)の不変部分を形成する工程と、前記固定ダイプレート(6)の収容部(13)内に、前記第1の未加硫ゴムの押出方向と直交する方向に移動可能に設けられた可動ダイプレート(7)に形成された可動オリフィス(14)から第2の未加硫ゴムを前方へ押出すことにより前記長尺物(2)の異形部分を形成する工程と、前記固定ダイプレート(6)に形成された接合オリフィス(17)から前方へ押出される第3の未加硫ゴムにより前記長尺物(2)の不変部分及び異形部分を相互に接合する接合部分を形成する工程と、所定のタイミングで前記可動ダイプレート(7)を前記固定オリフィス(10)の方向へ移動させる工程と、前記可動ダイプレート(7)の前記固定オリフィス(10)の方向への移動に伴い、過剰となった第2及び第3の少なくとも一方の未加硫ゴムを、前記接合オリフィス(17)を介して前記固定ダイプレート(6)に形成されたバイパス穴(22)に導く工程と、前記固定ダイプレート(6)及び可動ダイプレート(7)の前側に設けられたフロントプレート(9)の接合成形オリフィス(21)により前記接合オリフィス(17)から押出される第3の未加硫ゴムを成形する工程と、前記バイパス穴(22)からの前記過剰未加硫ゴムを排出する工程と、前記各工程を経て成形された未加硫ゴムを加硫させ、その後冷却させる工程と、前記加硫、冷却工程を経た加硫済ゴムを所望の長さに切断する工程とを備えたことを特徴とする異形断面を有する長尺物の製造方法。
IPC (4件):
B29D 31/00 ,  B29C 47/16 ,  B26D 3/00 ,  B29L 31:58

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