特許
J-GLOBAL ID:200903069524853022

音声符号化通信方式及びその装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大塚 学
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-076486
公開番号(公開出願番号):特開平6-268606
出願日: 1993年03月11日
公開日(公表日): 1994年09月22日
要約:
【要約】【目的】低ビットレートの分析合成系音声符号化通信において、回線品質の劣悪な無線回線の状況に応じて再生音声品質の向上を図り、トラヒック量に応じて通話品質と伝送効率の改善を図る。【構成】回線品質,トラヒック量を常に監視している回線制御プロセッサからの信号d1に対応して予め定めた2種以上の符号化速度のうちの1つを選択した符号化速度制御信号e1を出力する符号化速度制御器13を設け、DCT器12から得られるDCT係数c1を分割符号化するDCT係数分割器14以降の回路に制御信号e1を与えて符号化速度を変化させるように構成した。
請求項(抜粋):
送信側では、フレーム分割された入力音声信号を長期予測分析してピッチ情報と長期予測残差信号を生成し、それを離散コサイン変換により周波数領域に変換して得られるDCT係数を等間隔のN個(Nは整数)の帯域に分割し、各帯域毎のDCT係数の最大絶対値を出力するとともに該最大絶対値により正規化した後ベクトル量子化し、N個のベクトル番号と前記N個のDCT係数の最大絶対値およびそれらに対応するN個のDCT係数の最大絶対値の位置情報を前記ピッチ情報と共にディジタル信号列の形態に符号化した後多重化して伝送路に送出し、受信側では、該伝送路を介して受信した前記ディジタル信号列を分離して前記N個のDCTベクトル番号、前記N個のDCT最大絶対値とそれらの位置情報および前記ピッチ情報を取り出し、各帯域毎にDCTベクトル番号を用いてベクトル逆量子化により正規化されたDCT係数を再生し、前記DCT係数の最大絶対値の位置情報を用いて再生されたDCT係数の量子化誤差を補正し、各帯域でのDCT係数最大絶対値をそれぞれの帯域内のDCT係数に乗算することにより各帯域のDCT係数を再生して合成し、逆離散コサイン変換により再生した長期予測信号を長期予測合成して音声信号を復号再生するようにした音声符号化通信方式において、前記送信側に、外部から得られる当該通信回線の回線状況を示す検出信号に対応して予め定めた複数段階の符号化速度のいずれかを選択した符号化速度制御信号を出力する第1の符号化速度制御器を備えて、該符号化制御信号に従った符号化速度により符号化した信号を伝送路に送出し、前記受信側に、前記送信側で選択された符号化速度と等しい符号化速度に従って再生音声を復号するための制御信号を出力する第2の符号化速度制御器を備えたことを特徴とする音声符号化通信方式。
IPC (6件):
H04B 14/04 ,  G10L 9/14 ,  G10L 9/18 ,  H03M 7/30 ,  H04J 3/22 ,  H04Q 11/04
引用特許:
審査官引用 (4件)
  • 特開平3-121624
  • 特開平4-003524
  • 特開平1-248848
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