特許
J-GLOBAL ID:200903069527926209

冷間加工性と低浸炭歪み特性に優れた肌焼鋼とその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 田中 久喬
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-156856
公開番号(公開出願番号):特開平11-335777
出願日: 1998年05月22日
公開日(公表日): 1999年12月07日
要約:
【要約】【課題】 冷間加工性に優れ、浸炭時に粗大粒の発生を安定的に抑制することができ、これにより浸炭焼入れ後の歪みや曲がりの発生を防止することができる肌焼鋼とその製造方法を提供する。【解決手段】 Al:0.015〜0.05%、Nb:0.002〜0.035%、N:0.005%未満、及びTiをN含有量に応じて0.015〜3.4N+0.02%を含有する鋼であって、AlNの析出量を0.005%以下に制限し、マトリックス中に直径0.2μm以下のNbの析出物、Tiの析出物、またはNbとTiの複合組成からなる析出物をその合計で20個/100μm2以上を有し、ベイナイトの組織分率を15%以下に制限し、熱間圧延方向に平行な断面の組織のフェライトバンドの評点が1〜5であることを特徴とする鋼。また、上記の鋼を加熱温度を1150°C以上、熱間圧延の仕上げ温度を840〜1000°C、熱間圧延に引き続いて800〜500°Cの温度範囲を1°C/秒以下の冷却速度で徐冷することを特徴とする製造方法。
請求項(抜粋):
重量%で、C:0.1〜0.3%、Si:0.01〜0.15%、Mn:0.2〜0.65%、S:0.005〜0.15%、Cr:0.4〜1.25%、B:0.0005〜0.005%、Al:0.015〜0.05%、Nb:0.002〜0.035%、N:0.005%未満(0%を含む)を含有し、TiをN含有量に応じて0.015〜3.4N+0.02%の範囲含有し、P:0.025%以下(0%を含む)、O:0.0025%以下(0%を含む)に各々制限し、残部が鉄および不可避的不純物の成分からなり、AlNの析出量を0.005%以下に制限し、マトリックス中に直径0.2μm以下のNbの析出物、Tiの析出物、またはNbとTiの複合組成からなる析出物をその合計で20個/100μm2以上を有し、ベイナイトの組織分率を15%以下に制限し、熱間圧延方向に平行な断面の組織のフェライトバンドの評点が1〜5であることを特徴とする冷間加工性と低浸炭歪み特性に優れた肌焼鋼。
IPC (5件):
C22C 38/00 301 ,  C21D 8/06 ,  C21D 9/52 103 ,  C22C 38/32 ,  C22C 38/54
FI (5件):
C22C 38/00 301 N ,  C21D 8/06 A ,  C21D 9/52 103 B ,  C22C 38/32 ,  C22C 38/54
引用特許:
出願人引用 (7件)
  • 特開昭63-103052
  • 結晶粒粗大化防止鋼
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平7-250018   出願人:大同特殊鋼株式会社
  • 冷間加工に適した肌焼鋼の製造方法
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-136230   出願人:大同特殊鋼株式会社
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