特許
J-GLOBAL ID:200903069532399250

インジェクション式冷凍装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 伊藤 洋二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-082823
公開番号(公開出願番号):特開平9-072620
出願日: 1996年04月04日
公開日(公表日): 1997年03月18日
要約:
【要約】【課題】 インジェクション式冷凍装置において、ガスインジェションに伴うサイクル高圧の異常上昇を防止する。【解決手段】 冷凍装置起動時に、バルブ13を閉じ、バルブ5、8を開いて、気液分離器6内の液冷媒を膨張弁9を通して蒸発器10に流入させるノーマル冷凍運転を設定して、冷凍装置起動時に、ガスインジェクション運転による圧縮機吐出圧の異常上昇を防止する。そして、このノーマル冷凍運転実行後に、バルブ5、13を閉じ、バルブ8を開いて、気液分離器6内の圧力を引き下げるポンプダウン運転を設定する。このポンプダウン運転実行後に、ガスインジェクション運転(バルブ5、13を開、バルブ8を閉)と、冷凍運転(バルブ5、13を閉、バルブ8を開)とを交互に行う、間欠インジェクションを行う。
請求項(抜粋):
冷媒を圧縮し、吐出する圧縮機(1)と、この圧縮機(1)から吐出されたガス冷媒を凝縮する凝縮器(3)と、この凝縮器(3)の下流側に設けられ、この凝縮器(3)で凝縮した冷媒が流入するとともに、冷媒の気液を分離する気液分離器(6)と、この気液分離器(6)で分離された液冷媒を減圧する減圧手段(9)と、この減圧手段(9)で減圧された冷媒を蒸発させ、周囲を冷却する蒸発器(10)と、この蒸発器(10)の下流側冷媒流路に設けられた逆止弁(11)と、この逆止弁(11)の下流側冷媒流路を前記圧縮機(1)の吸入側に接続する吸入通路(14)と、前記気液分離器(6)で分離されたガス冷媒を直接、前記吸入通路(14)に流入させるガスインジェクション用バイパス回路(12)とを備え、このガスインジェクション用バイパス回路(12)を通して、前記吸入通路(14)に前記気液分離器(6)で分離されたガス冷媒を間欠的にインジェクションするようにしたインジェクション式冷凍装置において、冷凍装置起動時に、前記気液分離器(6)内の液冷媒を前記減圧手段(9)を通して前記蒸発器(10)に流入させるノーマル冷凍運転を設定する第1制御手段(ステップS2)と、このノーマル冷凍運転を実行した後に、前記気液分離器(6)内の圧力を引き下げるポンプダウン運転を設定する第2制御手段(ステップS4)と、このポンプダウン運転を実行した後に、前記気液分離器(6)内のガス冷媒を前記バイパス回路(12)を通して直接、前記吸入通路(14)に流入させるガスインジェクション運転と、前記気液分離器(6)内の液冷媒を前記減圧手段(9)を通して前記蒸発器(10)に流入させる冷凍運転とを交互に設定する第3制御手段(ステップS8、ステップS11)と、を具備することを特徴とするインジェクション式冷凍装置。

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