特許
J-GLOBAL ID:200903069541897815

4-カルボキサミドピペリジン誘導体、中間体及びノイロキニンアンタゴニストとしての使用

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 湯浅 恭三 (外6名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-510838
公開番号(公開出願番号):特表平8-502511
出願日: 1993年11月01日
公開日(公表日): 1996年03月19日
要約:
【要約】本発明は、ノイロキニン2(NK2)受容体における内因性ノイロペプチドの1種のタキキニンの薬理学的作用に拮抗する、式I(式は以下に記載)の新規なカルボキサミド誘導体に関する。この化合物はこの性質のために例えば喘息及び関連症状の治療におけるような、このような拮抗作用が望ましい場合に常に有用である。本発明はまた、このような治療に用いるためのこの新規なカルボキサミド誘導体を含む薬剤組成物、それらの使用方法、及びこの新規なカルボキサミド誘導体を製造するための方法及び中間体をも提供する。
請求項(抜粋):
式I(式は以下に記載){式中、 Jは酸素、硫黄又はNRn[式中、Rnは水素又は(C1-C3)アルキルである]であり; R1は水素、(C1-C6)アルキル、(C3-C6)アルケニル(式中、ビニル災素は窒素に結合しない)、2-ヒドロキシエチル、(C3-C7)シクロアルキル、フェニル又は、ヘテロ原子として1個若しくは2個の窒素を含む6員ヘテロアリールであり、該フェニル又はヘテロアリールは、ハロ、トリフルオロメチル、(C1-C4)アルキル、(C1-C4)アルコキシ、ニトロ、アミノ及びヒドロキシから独立的に選択された1個以上の置換基を有することができる; R2は水素、(C1-C6)アルキル(これはヒドロキシ置換基及び/又は1〜3個のフルオロ置換基を有することができる)、(C3-C6)シクロアルキル、(C1-C5)アルコキシ(Jが酸素である場合にのみ)、(C3-C6)シクロアルキルオキシ(Jが酸素である場合にのみ)、又は式:NRaRbで示され、炭素原子0〜約7個を含むアミノ基[式中、RaとRbの各々は独立的に水素、(C1-C5)アルキル若しくは(C3-C6)シクロアルキルであるか、又はRaとRbはそれらが結合した窒素と共にピロリジノ、ピペリジノ、モルホリノ、チオモルホリノ(又はそのS-オキシド)若しくはピペラジニル基(該ピペラジニル基は4-位置にメチル若しくはエチル基を有することができる)を形成する]である;又は R1とR2は共に二価炭化水素基L(この基において、1-位置は基Jを有する炭素に結合する)を形成し、二価基Lはトリメチレン、シス-プロペニレン、テトラメチレン、シス-ブテニレン、シス-ブト-3-エニレン、シス.シス-ブタジエニレン、ペンタメチレン及びシス-ペンテニレンから選択され、二価基L自体は1個若しくは2個のメチル置換基を有することができる; mは2又は3であり; Mは式1a又は式Ibの残基であり、式1a又は式1bにおいて、 Qはフェニル[これはハロ、トリフルオロメチル、ヒドロキシ、(C1-C3)アルコキシ、(C1-C3)アルキル及びメチレンジオキシから独立的に選択される1個若しくは2個の置換基を有することができる]であるか;又はQはチエニル、イミダゾリル、ベンゾ[b]チオフェニル若しくはナフチル(これらのいずれもハロ置換基を有することができる)であるか;又はQはビフェニリルであるか;又はQは炭素結合インドリル(これは1-位置においてベンジル置換基を有することができる)であり; Qaは水素、(C1-C4)アルキル又は式:-(CH2)q-NR7R8[式中、qは2又は3であり、R7とR8は独立的に(C1-C4)アルキルであるか、又はNR7R8がピペリジノ若しくは4-ベンジルピペリジノである]で示されるラジカルであり; R3は水素、メチル又は(C2-C6)n-アルキル(これは末端アミノラジカルを有することができる)であり; R4は-COR5、-COOR5又は-C(=J1)NHR5であり、これらにおいてJ1は酸素又は硫黄であり、R5は水素、(C1-C6)アルキル、フェニル(C1-C3)アルキル[該フェニルは1個以上のハロ、ヒドロキシ、(C1-C4)アルコキシ又は(C1-C4)アルキル置換基を有することができる]、ピリジル(C1-C3)アルキル、ナフチル(C1-C3)アルキル、ピリジルチオ(C1-C3)アルキル、スチリル、1-メチルイミダゾル-2-イルチオ(C1-C3)アルキル、アリール[これは1個以上のハロ、ヒドロキシ、(C1-C4)アルコキシ又は(C1-C4)アルキル置換基を有することができる]、ヘテロアリール[これは1個以上のハロ、ヒドロキシ、(C1-C4)アルコキシ又は(C1-C4)アルキル置換基を有することができる]、又は(R4が-COR5である場合に)α-ヒドロキシベンジルであり; nは0、1、2又は3であり; pは1又は2であり、pが2である場合に、nは1であり、J2は2個の水素である; J2は酸素又は2個の水素であり; L1はカルボニル又はメチレンであり; rは0、1、2又は3であり; R6はフェニル[これは1個以上のハロ、トリフルオロメチル、(C1-C4)アルキル、ヒドロキシ又は(C1-C4)アルコキシ置換基(及び特に、1個以上のクロロ又はフルオロ置換基)を有することができる];ナフチル[これは1個以上のハロ、トリフルオロメチル、(C1-C4)アルキル又はヒドロキシ置換基を有することができる];ピリジル;チエニル:インドリル;キノリニル:ベンゾチエニル若しくはイミダゾリルであるか;又はLIがカルボニルである場合に、-(CH2)r-R6基はアリール、ヘテロアリール又はベンジル基を表すことができ、これらはヒドロキシ、(C1-C4)アルコキシ及び(C1-C4)アルキルから選択されるα-置換基を有することができる、さらに、該アリール、ヘテロアリール又はベンジル基のフェニル部分はハロ、トリフルオロメチル、(C1-C4)アルキル、ヒドロキシ及び(C1-C4)アルコキシから独立的に選択される1個以上の置換基(特に1個以上のクロロ又はフルオロ置換基)を有することができる}で示される化合物; 但し、該化合物は、Jが酸素であり、R1がフェニル若しくは置換フェニルであるか又はR1がピリジルであり、R2が(C1-C6)アルキルである化合物ではない; 又は△によって表示されるピペリジノ窒素のN-オキシド; 又はその薬剤学的に受容される塩; 又は、△によって表示されるピペリジノ窒素が窒素R9の第4ラジカルが(C1-C4)アルキル又はベンジルである四価アンモニウム窒素であり、結合した対イオンAが薬剤学的に受容されるアニオンである、その第4級アンモニウム塩。
IPC (5件):
C07D211/58 ,  A61K 31/445 ACD ,  C07D211/72 ,  C07D211/76 ,  C07D401/04 207

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