特許
J-GLOBAL ID:200903069591236119

誘導モータ制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中村 純之助 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-284696
公開番号(公開出願番号):特開平8-149900
出願日: 1994年11月18日
公開日(公表日): 1996年06月07日
要約:
【要約】【目的】トルクの立ち上がり時にはピーク電流を最小値に押さえ、かつトルクの立ち下がり時には速やかに電流を減少できる誘導モータ制御装置を提供する。【構成】一般的なベクトル制御演算部(13、15〜17)に加えて、定常損失最小磁束演算部11、目標磁束演算部12、目標トルク演算部14、目標トルク変化検出部18、遮断周波数設定部19を設け、トルク応答性と磁束応答性とを独立に可変できる制御系構成とし、かつ目標トルク伝達関数の遮断周波数ωTと目標磁束伝達関数の遮断周波数ωφとを目標トルクの変化方向に応じた最適値に設定するようにし、常に過渡時の損失を最小とするように制御できると共に、トルクの立ち上がり時にはピーク電流を最小値に押さえ、かつトルクの立ち下がり時には速やかにトルク電流や励磁電流を減少させるように構成した誘導モータ制御装置。
請求項(抜粋):
トルク指令値と誘導モータの回転速度とに応じて電流指令値を算出し、その電流指令値に対応した多相交流電流で誘導モータを駆動する誘導モータ制御装置において、トルク指令値と、そのときの動作状態において誘導モータの定常損失を最小にするすべり周波数ωoptとを入力し、与えられたトルク指令値において定常損失を最小とする回転子磁束を演算する定常損失最小磁束演算部と、上記トルク指令値を入力し、トルク指令値の変化に基づいた目標トルクの変化方向を検出する目標トルク変化検出部と、目標トルク伝達関数の遮断周波数ωTと目標磁束伝達関数の遮断周波数ωφとを、上記目標トルクの変化方向に応じた値に設定する遮断周波数設定部と、上記トルク指令値を入力し、上記遮断周波数設定部で設定された遮断周波数ωTのローパス特性を有する伝達関数に基づいて誘導モータの目標トルクを演算する目標トルク演算部と、上記定常損失最小磁束を入力し、上記遮断周波数設定部で設定された遮断周波数ωφのローパス特性を有する伝達関数に基づいて目標磁束および目標磁束の一階微分値を演算する目標磁束演算部と、上記誘導モータの回路定数に基づき、上記目標磁束と上記目標磁束の一階微分値と上記目標トルクと上記誘導モータの回転速度とに応じて上記電流指令値を演算するベクトル制御演算部と、上記誘導モータに流れる電流を上記電流指令値に追従させるモータ駆動部と、を備え、上記誘導モータの出力トルクを上記目標トルクに対応した値とするように制御する誘導モータ制御装置。
IPC (2件):
H02P 21/00 ,  B60L 9/18
FI (2件):
H02P 5/408 A ,  H02P 5/408 H

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