特許
J-GLOBAL ID:200903069603579637

工具用被覆体

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-347632
公開番号(公開出願番号):特開平7-180030
出願日: 1993年12月24日
公開日(公表日): 1995年07月18日
要約:
【要約】【目的】 基材上に、非化学量論組成でなる炭化チタン,窒化チタン,炭窒化チタンからなるチタン化合物被膜を被覆して、硬度,耐摩耗性,耐剥離性,耐熱性および耐欠損性を高めた工具用被覆体を提供する。【構成】 合金またはセラミックス焼結体の基材上に、チタンに対し非金属元素の原子比が1.01〜1.5の範囲にある非化学量論組成の炭化チタン,窒化チタン,炭窒化チタンの中の1種の単層または2種以上の多層でなるチタン化合物被膜が被覆されている工具用被覆体。【効果】 化学量論組成に近似した被膜でなる従来の被覆体に比べて、被膜の硬さおよび残留圧縮応力が高く、切削試験における耐摩耗性,耐剥離性に優れており、特に非化学量論組成のチタン化合物被膜が最表面層に被覆された本発明品の被覆体の場合には、従来の被覆体に比べて、被膜硬さが23〜37.5%高く、切削試験における寿命が2〜6倍も向上するという顕著な効果がある。
請求項(抜粋):
合金またはセラミックス焼結体の基材上に、Ti(Cx,Ny)R(但し、Tiはチタン、Cは炭素、Nは窒素を示し、XおよびYは非金属元素である炭素と窒素とのそれぞれの原子比を表わし、Rは金属元素であるチタンに対する炭素と窒素とを合計した非金属元素の原子比を表わし、それぞれは、X+Y=1、1≧X≧0、1.5≧R≧1.01の関係にある)で表わされる非化学量論組成の炭化チタン,窒化チタン,炭窒化チタンの中の1種の単層または2種以上の多層でなるチタン化合物被膜が被覆されていることを特徴とする工具用被覆体。
IPC (5件):
C23C 14/06 ,  B23B 27/14 ,  B23P 15/28 ,  C22C 29/04 ,  C23C 28/04
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開昭58-181775
  • 特開平4-201003

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