特許
J-GLOBAL ID:200903069637622590

単分子セグメントの増幅および検出

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 山本 秀策
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-519942
公開番号(公開出願番号):特表2002-503948
出願日: 1996年11月21日
公開日(公表日): 2002年02月05日
要約:
【要約】ローリングサークル複製を含む目的の分子の増幅および複合検出のための組成物および方法が開示される。この方法は、サンプル中の複数の特定の核酸を高い特異性および感度で、同時に検出するために有用である。この方法はまた、本来的に低いレベルのバックグラウンドシグナルを有する。この方法の好ましい形態は、会合操作、増幅操作、および検出操作からなる。会合操作は、1つ以上の特異的に設計されたプローブ分子(全体的にか、または部分的にかのいずれかの核酸)の、目的の標的分子への会合を含む。この操作は、プローブ分子をサンプル中の標的分子に会合させる。増幅操作は、環状核酸分子(増幅標的サークルと呼ばれる)のローリングサークル複製であり、これは、プローブ分子の一部であるかまたは標的分子にハイブリダイズするかのいずれかである。ローリングサークル複製を用いた1回の増幅は、増幅標的サークルの大きな増幅を生じる。ローリングサークル複製の後、増幅された配列は、組合せ多色コードプローブを用いて検出され、これは、複数の異なる標的分子を表す複数の異なる増幅された標的サークルの、別々、同時、および定量的な検出を可能にする。増幅された産物は、サンプル中に存在する標的配列の量に直接比例するので、定量的な測定は、サンプル中の標的配列の量を信頼をもって表す。本方法の主要な利点は、非常に多くの異なる標的分子が、同時に検出され得ることであり、そしてサンプル中の種々の標的分子の量の差が、正確に定量され得ることである。DNA複製工程が等温性であり、そして増幅反応が直線的であり、そして高度に進行する酵素によって触媒されるのでシグナルは厳密に定量的であることもまた有利である。
請求項(抜粋):
核酸配列を増幅する方法であって、該方法は、以下: (a)1つ以上のローリングサークル複製プライマーを、1つ以上の増幅標的サークルと混合してプライマーATC混合物を生成する工程、および該プライマーATC混合物中で該増幅標的サークルと該ローリングサークル複製プライマーとの間のハイブリダイゼーションを促進する条件下で該プライマーATC混合物をインキュベートする工程であって、 ここで、該増幅標的サークルはそれぞれ、プライマー相補部分を含む1本鎖の、環状DNA分子を含み、ここで該プライマー相補部分は、少なぐとも1つのローリングサークル複製プライマーに相補的である、工程、および (b)DNAポリメラーゼを該プライマーATC混合物と混合してポリメラーゼATC混合物を生成する工程、および該増幅標的サークルの複製を促進する条件下で該ポリメラーゼATC混合物をインキュベートする工程であって、 ここで、該増幅標的サークルの複製が縦列配列DNAの形成を生じる、工程;を包含し、 ここで、該方法は、少なくとも1つの以下:(1)増幅操作、(2)特定の結合分子にカップリングした少なくとも1つのローリングサークル複製プライマーの使用、(3)特定の結合分子に結合した少なくとも1つの増幅標的サークルの使用、(4)核酸折り畳み操作、(5)組合せ多色コード検出操作、(6)少なくとも2つの増幅標的サークルの示差増幅、および(7)プライマー伸長配列決定、をさらに包含し、 ここで、該増幅操作は、(i)工程(b)と同時かまたはその後に行われ、(ii)ネストした連結媒介ローリングサークル複製、二次DNA鎖置換、および転写からなる群より選択され、そして(iii)二次縦列DNAまたは縦列配列RNAの形成を生じる、方法。
IPC (2件):
C12Q 1/68 ,  C12N 15/09 ZNA
FI (2件):
C12Q 1/68 A ,  C12N 15/00 ZNA A
引用文献:
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