特許
J-GLOBAL ID:200903069658939306

内燃機関のバルブタイミング変更装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 恩田 博宣
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-306521
公開番号(公開出願番号):特開平10-148108
出願日: 1996年11月18日
公開日(公表日): 1998年06月02日
要約:
【要約】【課題】 内燃機関のバルブタイミング変更装置において、係止凹部の開口周縁部の塑性流動の発生を防止し、もってベーンとスプロケットとの相対回転性の低下を防止する。【解決手段】 吸気側カムシャフト11に設けられたベーン19の各突状部25をスプロケット18の溝部26内に配設する。突状部25の両側に油圧室を形成し、油圧室の油圧によりベーン19とスプロケット18とを相対回転可能とする。スプロケット18に貫通孔32を形成し、同孔32の内部にロックピン33を配設する。側板17にロックピン33が嵌入可能な係止穴37を形成し、同ピン33をスプリング36の付勢力により係止穴37側へ付勢する。係止穴37の開口部にテーパ角θ1を有するガイドテーパ面を形成し、ロックピン33の係入端部にもテーパ角θ2を有する係入テーパ面を形成し、θ1>θ2とする。
請求項(抜粋):
同一の回転軸心を有した第1回転体及び第2回転体と、前記第1回転体に形成された挿通空間内に移動可能に配設された可動部材と、前記第2回転体に形成された係止凹部と、前記可動部材を前記係止凹部に近接する方向へと付勢する付勢手段と、前記両回転体のうち一方に形成された凹部内に、他方に形成された前記回転軸心の径方向に延びる凸部が配設されることにより、前記回転軸心の周方向において前記凸部の少なくとも一方側に区画形成された圧力室と、前記圧力室に流体を供給し、流体圧を前記可動部材に対して作用させるための流体圧供給手段とを備え、内燃機関のクランクシャフト、及び同機関のバルブを開閉駆動するためのカムシャフトのうち、一方が前記第1回転体に駆動連結されると共に、他方が第2回転体に駆動連結され、圧力室に供給された流体の流体圧を前記凸部に作用させて前記両回転体を相対回転させることにより前記クランクシャフトに対するカムシャフトの回転位相を変更し、更に、前記可動部材が前記付勢手段により前記係止凹部にて係入されることによって前記両回転体の相対回転が規制された状態と、前記流体圧により前記可動部材を前記係止凹部から離間させることによって前記両回転体の相対回転が許容された状態と、を切換可能な内燃機関のバルブタイミング変更装置において、可動部材には、可動部材が係止凹部内に係入されたとき、係止凹部の開口周縁部よりも内方において、係止凹部の内周面と当接係合するとともに、同当接部の係止凹部内周面との当接係合により、同可動部材の係止凹部の開口周縁部に対する接触を不能にする当接部を形成したことを特徴とする内燃機関のバルブタイミング変更装置。
引用特許:
審査官引用 (4件)
全件表示

前のページに戻る