特許
J-GLOBAL ID:200903069667305930

溶融炭酸塩型燃料電池システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鵜沼 辰之
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-174699
公開番号(公開出願番号):特開平9-027333
出願日: 1995年07月11日
公開日(公表日): 1997年01月28日
要約:
【要約】【目的】 溶融炭酸塩型燃料電池システムにおいて、負荷変動があっても常に、NOx値を低く抑え込む。【構成】 燃料電池システムには、天然ガスと水蒸気を改質ガスに変換する改質器1と、改質ガスと空気を取り込んで電気化学反応により発電を行う燃料電池2と、燃料電池2のアノード排ガス11又は天然ガスを取り込んで燃焼させ、燃料電池2からのカソード排ガス15を加熱する補助燃焼器3とが設けられている。上記構成において、アノード排ガス11の一部(アノード排ガス11b)を補助燃焼器3に取り込むための配管の途中に弁18を設けるとともに、補助燃焼器3の下流側で排ガス中のNOx量を検出する検出器41を設ける。さらに、検出器41からのNOx検出結果に基づいて弁18の開度を制御し、アノード排ガス11bの流量を調節する制御装置42を設ける。
請求項(抜粋):
燃焼部で発生する熱を利用して、外部から供給される燃料ガスと水蒸気を水素と二酸化炭素を主成分とする改質ガスに変換する改質器と、前記改質ガスと空気とを取り込んで電気化学反応により発電を行う燃料電池本体と、前記燃料電池本体からのアノード排ガスの一部または外部からの燃料ガスを取り込んで燃焼部で燃焼させることにより、燃料電池本体からのカソード排ガスを加熱する補助燃焼器と、前記補助燃焼器で加熱されたカソード排ガスの熱エネルギを利用して圧縮機を駆動し、その圧縮機で圧縮された空気を、前記燃料電池本体のカソード、前記改質器の燃焼部、および前記補助燃焼器の燃焼部に供給するタービン圧縮機と、を備えた溶融炭酸塩型燃料電池システムにおいて、前記燃料電池本体からのアノード排ガスの一部を前記補助燃焼器に取り込むための配管の途中に弁を設けるとともに、前記補助燃焼器の下流側に補助燃焼器からの排ガス中のNOx量を検出する検出手段を設け、かつ前記検出手段からの検出結果を取り込んで、NOx量が大きくなったときは前記弁を制御してアノード排ガスの流量を増加させ、外部からの燃料ガスを減少させ、NOx量が小さくなったときは前記弁を制御してアノード排ガスの流量を減少させ、外部からの燃料ガスを増加させる制御手段を設けたことを特徴とする溶融炭酸塩型燃料電池システム。
FI (2件):
H01M 8/04 J ,  H01M 8/04 Z

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