特許
J-GLOBAL ID:200903069690506020

光ファイバコネクタ用フェルール構造

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 後藤 洋介 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-126807
公開番号(公開出願番号):特開平6-337325
出願日: 1993年05月28日
公開日(公表日): 1994年12月06日
要約:
【要約】【目的】 組立に接着剤を必要としない簡易組立形光ファイバコネクタ用フェルール構造を提供する。【構成】 キャピラリー4の後端部を内包しているスリーブを、中程に窓部2を設け、窓部2と中心軸に対して反対側の部分の外周側面をその他の部分の外周側面に対してくぼんだ形状としたスリーブ母体1と、その窓部2に嵌合可能な嵌め込み部品3とに分割した構造とする。嵌め込み部品3は、窓部2のスリーブ母体1の外周側面と嵌合するよう断面形状がコの字となるよう内周部14を有した弾性材料から成っており、窓部2に嵌合した時、光ファイバ芯線部18の外周を圧迫して固定できるよう内周部14の中心軸部には全長に渡って軸と平行に溝15が形成されている。
請求項(抜粋):
光ファイバ素線を中心軸に保持固定できるように、該光ファイバ素線の外径よりわずかに大きな径を持つ小径穴を中心軸に配した円筒管の形状を有し、かつ前記小径穴が端部の一方である後端部において内周面が端部に向かうにつれて大きくなるよう広がった光ファイバ挿入用テーパー部を有し、かつ前記円筒管の中程に中心軸に対して垂直をなす外周から中心軸にまで達したスリット部を2箇所有したキャピラリーと、前記キャピラリーの中心に配した前記小径穴内において、前記キャピラリーの先端部の端面から先端部側の前記スリットの間に固定せしめた短尺の光ファイバ素線と、前記先端部側のスリットに留め置かれた光学的整合剤と、前記キャピラリーを内包せしめる大径の円筒形状穴を先端部側に有し、かつ光ファイバ芯線を中心軸に保持固定できるように、該光ファイバ芯線の外径よりわずかに大きな径を持つ中径の円筒形状穴を後端部側に有した円筒形状のスリーブとから成る光ファイバコネクタ用フェルール構造において、前記スリーブが、後端部と前記キャピラリーの間に、円筒形状穴の中心軸と垂直をなす方向に外周から中心軸にまで達した窓部を有し、かつ該窓部において前記中心軸に対して反対側に位置する部分の外周の側面が他の側面に対してくぼんだスリーブ母体と、前記窓部のくぼんだ部分の外周の側面と嵌合するよう弾性材料で形成され、前記中心軸と垂直方向の断面形状がコの字型になるよう内周部を有し、かつ該内周部の側面に軸と平行方向に伸びた凸部を設けられた嵌め込み部品とに分割され、かつ前記窓部のくぼんだ部分の外周の側面に前記凸部と嵌合可能な軸と平行方向に伸びた凹部を設け、かつ前記嵌め込み部品を前記スリーブ母体の前記窓部に嵌合せしめた時、光ファイバ芯線を内包するように前記内周部の中心軸部に全長に渡って溝が形成され、かつ該溝において中心軸から内周面までの距離が前記光ファイバ芯線の外周の半径よりもわずかに小さい面を少なくとも一辺は有し、嵌合により前記溝の内周面が前記光ファイバ芯線の外周を押圧することを特徴とする光ファイバコネクタ用フェルール構造。
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特開平2-170104

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