特許
J-GLOBAL ID:200903069691810017

シートベルト用リトラクターのプリテンショナー

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 萩野 平 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-129252
公開番号(公開出願番号):特開平9-290707
出願日: 1996年04月26日
公開日(公表日): 1997年11月11日
要約:
【要約】【課題】 装置を小型化に適し、また、ピニオンギヤとラックの衝撃的な噛合による破損を防止することができ、しかも、エネルギー吸収機構に十分なストロークを確保させることができるプリテンショナーを提供すること。【解決手段】 緊急時に、リトラクターの巻取り軸と連動回転可能に装備されたピニオンギヤ21を、ガス圧力で押圧駆動されるラック25により回転させて、前記巻取り軸をシートベルトの弛み除去方向に回転させるプリテンショナー3において、前記ラック25の押圧動作後に、シートベルトの張力によってピニオンギヤ21が逆転してラック25が初期位置まで戻された時、ラック25とピニオンギヤ21との噛合を解除する噛合解除機構7を装備して、十分なベルトの伸び出しを確保する。
請求項(抜粋):
車両衝突時等の緊急時にシ-トベルト用リトラクターの巻取り軸と連動回転可能に装備されたピニオンギヤと、シリンダ内に摺動可能に保持されたピストンが基端に設けられると共に、初期位置では先端の歯が前記ピニオンギヤに噛合した状態に組み付けされ、緊急時に前記ピストンに作用するガス圧力で押圧駆動されて、前記ピニオンギヤを介してリトラクターの巻取り軸をシートベルトの弛みが除去される方向に回転させるラックとを備えてなるシ-トベルト用リトラクターのプリテンショナーであって、緊急時の作動後に、シートベルトに作用する張力によってピニオンギヤが逆転して前記ラックが初期位置まで戻された時、ピニオンギヤに作用している逆転方向の駆動トルクが規定以上であれば、前記ラックとピニオンギヤとの噛合を解除して、前記ピニオンギヤの逆転によるシートベルトの伸び出しを許容する噛合解除機構を装備したことを特徴としたシ-トベルト用リトラクターのプリテンショナー。

前のページに戻る