特許
J-GLOBAL ID:200903069709580812

液体噴射記録装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石井 康夫 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-283686
公開番号(公開出願番号):特開平11-115200
出願日: 1997年10月16日
公開日(公表日): 1999年04月27日
要約:
【要約】【課題】 ランニングコストを低下させ、安定した信頼性の高い液体の供給を実現した液体噴射記録装置を提供する。【解決手段】 記録ヘッドユニット4には少量の記録のための液体を保持する液体含浸部材室11が設けられ、毛細管部材14が液体を含浸保持している。記録ヘッド23で液体が消費されると、液体含浸部材室11内の液体が減少し、ついには枯渇する。するとメニスカス形成部材16を通して気泡液室15内に気泡が発生する。これを検知して連通孔13から液体供給管2を挿入し、大容量のメイン液体タンク1から駆動手段3により液体を液体含浸部材室11へ供給する。気泡によって気泡液室15内の液体が枯渇しても、メニスカス気密部材19によって気密液室20内には気泡は侵入せず、記録ヘッド23への気泡の混入は阻止される。液体の再供給により記録を再開させることができる。
請求項(抜粋):
液体を噴射して記録を行なう液体噴射記録装置において、大容量のメイン液体タンクと、キャリッジ上に設けられた記録ヘッドユニットと、前記メイン液体タンクから前記記録ヘッドユニットへ液体の供給を行なうための液体供給管を有し、前記記録ヘッドユニットは、大気連通口および前記液体供給管を挿入し液体を供給するための連通孔が設けられた液体含浸部材室と、該液体含浸部材室の内部に収容され供給された液体を含浸保持する毛細管部材と、前記液体含浸部材室と第1の液体連通口で連通した気泡液室と、前記毛細管部材に接するように前記第1の液体連通口に設けられ複数の微小孔が形成されたメニスカス形成部材と、前記気泡液室と第2の液体連通口で連通し1以上の液体供給口が形成された気密液室と、前記第2の液体連通口に設けられ複数の微小孔が形成されたメニスカス気密部材と、前記液体供給口に設けられ液体中の異物を除去するフィルタと、液体を噴射するための複数のノズルが配置された記録ヘッドと、前記液体供給口から前記フィルタを介して液体を前記記録ヘッドへ供給する液体供給路を有しており、前記メニスカス気密部材のバブルポイント圧力が前記記録ヘッドの前記複数のノズルに発生する液体との界面張力がもたらす圧力よりも十分に大きく、前記メニスカス形成部材のバブルポイント圧力は前記記録ヘッドの前記複数のノズルに発生する液体との界面張力がもたらす圧力よりも小さいことを特徴とする液体噴射記録装置。

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