特許
J-GLOBAL ID:200903069794035194

内接噛合遊星歯車構造の内ローラ及び外ローラの製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 牧野 剛博 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-148839
公開番号(公開出願番号):特開平9-329203
出願日: 1996年06月11日
公開日(公表日): 1997年12月22日
要約:
【要約】【課題】 内ピンとの間の隙間を小さくすることにより角度バックラッシュを小さく抑えることができ、且つ耐久性があり、滑り特性の良好な内ローラを低コストで製造する方法を得る。【解決手段】 内ローラ素材30cの外周31cをチャック機器50Aにより全方向から均等に押圧力を与えた状態でチャッキングし、この状態で内周壁32をバニシング加工する。更に熱処理した後、従来と同様に外周を仕上げ研削する。
請求項(抜粋):
第1軸と、該第1軸の回転によって回転する偏心体と、該偏心体を介して第1軸に対して偏心回転可能な状態で組込まれた外歯歯車と、該外歯歯車が内接噛合する内歯歯車と、前記外歯歯車に該外歯歯車の自転成分のみを伝達する手段を介して連結された第2軸と、を備えた内接噛合遊星歯車構造の、前記自転成分のみを伝達する手段を構成するために円柱状の内ピンと共に用いられる円筒状の内ローラの製造方法において、円柱状の内ローラ素材の中央部を粗切削して、円筒状に粗形成する手順と、該円筒状に粗形成された内ローラ素材の外周を、該外周と対応する内周形状を有するチャック機器によって全周においてほぼ均等の押圧力が発生するように全方向からチャッキングする手順と、該全方向からの押圧チャッキングをした状態で、前記内ローラ素材の内周壁をバニシング加工する手順と、前記全方向からの押圧チャッキングを解放した状態で、バニシング加工された内ローラ素材を熱処理する手順と、該熱処理した内ローラ素材の外周を仕上加工する手順と、を含むことを特徴とする内接噛合遊星歯車構造の内ローラの製造方法。

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