特許
J-GLOBAL ID:200903069876567089

アクリロニトリル共重合体膜、その製造法および使用

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小田島 平吉
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-192271
公開番号(公開出願番号):特開平7-060085
出願日: 1994年07月25日
公開日(公表日): 1995年03月07日
要約:
【要約】【構成】 本発明は、全重量の60ないし100%のアクリロニトリル共重合体A)と40ないし0%の、A)と相溶性であるポリマーB)からなる新規な膜に関し、ここで共重合体A)は70ないし95%のアクリロニトリル、0ないし1%のメタアリルスルホン酸(塩)と5ないし30%の非イオン性ビニールおよび(メタ)アクリル酸誘導体からなり、特定の分子量および酸含量を有する。本発明は更に該膜の溶液流延または押し出し等による製造法、およびその工業的および医療的使用、特に血液透析、血液濾過、血液濾過透析での使用に関する。【効果】 従来の血液処理用膜は、強度、取り扱い性、分離性能等に多くの欠点を有しているが、本発明の膜はこれらの欠点を改良し、特に生体および血液適合性が改善されて、使用患者はより快適な状態で治療を受けることができる。
請求項(抜粋):
アクリロニトリル共重合体膜において、同共重合体がA)全重量に対して60ないし100%のアクリロニトリル共重合体とB)全重量に対して40ないし0%の、A)と相溶性である重合体からなり、ここでA)がA)成分全重量基準で、A1)70ないし95%のアクリロニトリル、A2)0ないし1%のメタアリルスルホン酸、またはそのアルカリ金属塩、およびA3)5ないし30%の非イオン性ビニールおよび(メタ)アクリル酸誘導体からなる群れからのコモノマーからなり、そして更にA)が数平均分子量 Mnとして測定して、30ないし150kg/mol、好ましくは40ないし100kg/mol、特に好ましくは45ないし90kg/molの平均分子量を有し、強酸の含量が2ないし100meq/kg、好ましくは10ないし90meq/kg、そして全酸含量が10ないし160meq/kg、好ましくは50ないし150meq/kgであり、そしてB)がポリビニールピロリドン(PVP)、およびビニールピロリドンと(メタ)アクリル酸エステルとの、またはビニールエーテルとの共重合体、ポリ(メタ)アクリル酸エステル類の加水分解生成物、ポリビニールアルコール、ポリ-2-オキサゾリン、無水マレイン酸とビニールエーテル、スチレンまたはイソブチレンとの共重合体、その反応生成物、ポリスチレン-スルホン酸またはそのアルカリ金属塩からなる群れからの1種またはそれ以上の水溶性ポリマー、またはポリ-C1-C4-(ヒドロキシ)-アルキル(メタ)アクリレート、エチレン/酢酸ビニール共重合体、およびA)とは異なるアクリロニトリル(共)重合体からなる群れからの水溶性でないポリマーを表す、ことを特徴とするアクリロニトリル共重合体膜。
IPC (5件):
B01D 71/42 ,  A61M 1/16 500 ,  B01D 61/02 ,  B01D 61/14 ,  B01D 61/24

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