特許
J-GLOBAL ID:200903069931251274

超音波蒸気流量計

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大塚 学
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-308090
公開番号(公開出願番号):特開平11-125548
出願日: 1997年10月23日
公開日(公表日): 1999年05月11日
要約:
【要約】【課題】配管を流れる蒸気、特に飽和蒸気の流量を、配管に中心軸を挟んで所要角度をつけて対抗して設けられた超音波送受波器を用いて測定する装置において、圧力の変化も検出するようにした超音波蒸気流量計に関する。【解決手段】測定蒸気の標準圧力を含む許容圧力範囲に対応する各超音波信号の最大伝搬時間と最小伝搬時間とによる正常伝搬時間範囲を定めるゲートパルスを発生せしめるゲートパルス発生手段と、前記測定蒸気を伝搬する二方向の超音波信号の伝搬時間と前記ゲートパルスによって設定された前記正常伝搬時間範囲とを比較する比較手段と、この比較手段が前記測定蒸気を伝搬する超音波信号の二方向のいずれか一方の伝搬時間が、前記ゲートパルスによって設定された正常伝搬時間範囲から外れたことを検知した場合に、制御等に影響を及ぼさないように出力信号を調整するか又は警報信号を送出するものである。
請求項(抜粋):
蒸気を一方から他方に通す配管と、該配管の中心線を挟んで対向しかつ中心線に対して所定角度をもって配管内面に配置された一対の超音波送受波器と、該超音波送受波器相互間で超音波信号を交互に送受信するように制御すると共に、該超音波信号の二方向のそれぞれの伝搬時間差から蒸気の流速を測定し当該蒸気の流量を算出する測定部とを備えた超音波蒸気流量計において、前記測定部に、測定蒸気の許容圧力範囲に対応する前記各超音波信号の最大伝搬時間と最小伝搬時間とによる正常伝搬時間範囲を定めるゲートパルスを発生せしめるゲートパルス発生手段と、前記測定蒸気を伝搬する前記二方向の超音波信号の伝搬時間と前記ゲートパルスによって設定された前記正常伝搬時間範囲とを比較する比較手段とを備え、該比較手段が前記測定蒸気を伝搬する超音波信号の前記二方向のいずれか一方の伝搬時間が前記ゲートパルスによって設定された正常伝搬時間範囲から外れたことを検知した場合に、検出結果に応じて制御等に影響を及ぼさないように出力信号を調整するか、又は警報信号を送出するようにしたことを特徴とする超音波蒸気流量計。

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