特許
J-GLOBAL ID:200903069962535238

耐SSC性の優れた高強度高靭性シームレス鋼管の製造法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 田村 弘明 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-330656
公開番号(公開出願番号):特開平6-172858
出願日: 1992年12月10日
公開日(公表日): 1994年06月21日
要約:
【要約】【目的】 シームレス圧延ままでオーステナイト(γ)粒度9番以上を得、その後のDQT処理により耐SSC性の優れた高強度高靭性鋼を得る。【構成】 1100°C以上に加熱された鋼片を穿孔圧延して得られた中空素管を、前段及び最終段の傾斜圧延前にAr3 点〜1100°Cに冷却しそれぞれの傾斜圧延機で断面積減少率にして20〜70%の加工を施しASTMNo.9以上のγ粒度を得、その直後焼入-焼戻しを行う。【効果】 傾斜圧延機は剪断ひずみが大きいため通常の他の圧延機に比べて得られるγ粒度は9番以上と微細である。微細γ粒からの焼入れ-焼戻し処理により耐SSC性の優れた高強度高靭性のシームレス鋼管が得られる。
請求項(抜粋):
重量%として、C :0.03〜0.35%、Si:0.01〜0.5%、Mn:0.15〜2.5%、P :0.020%以下、S :0.010%以下、Al:0.005〜0.1%、Ti:0.005〜0.1%、Nb:0.005〜0.1%、N :0.01%以下を含有して残部が実質的にFeからなる鋼片を1100°C以上に加熱し熱間穿孔圧延した中空素管をAr3 点〜1100°Cまで冷却し、その直後の前段傾斜圧延機で肉厚断面減少率が20〜70%の成形加工を施し、更に前段傾斜圧延時の加工発熱によりAr3 点〜1100°Cまで昇温保持された中空粗管をその最終段傾斜圧延機で肉厚断面減少率で20〜70%の成形加工を施し、その後、形状矯正連続圧延を行った後Ar1 点〜900°Cの温度まで降下した中空粗管を該温度より高い900〜1100°Cに加熱し、仕上温度がAr3 点+50°C以上の熱間仕上圧延を施した仕上鋼管を、Ar3 点以上の温度から急冷する焼入処理を施し、続いてAc1 点以下の温度に加熱して冷却する焼戻し処理を行うことを特徴とする耐SSC性の優れた高強度高靭性シームレス鋼管の製造法。
IPC (6件):
C21D 8/10 ,  B21B 19/02 ,  B21B 23/00 ,  C21D 9/08 ,  C22C 38/00 301 ,  C22C 38/14
引用特許:
審査官引用 (4件)
  • 特開平2-050916
  • 特開平3-064415
  • 特開平3-240921
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