特許
J-GLOBAL ID:200903069974880941

空調装置の温湿度制御装置と温湿度制御方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 澤野 勝文 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-234412
公開番号(公開出願番号):特開平11-083129
出願日: 1997年08月29日
公開日(公表日): 1999年03月26日
要約:
【要約】【課題】 取り込んだ外気を正確に且つ応答よく調温/調湿して温湿度制御を行い、さらに省エネルギーを図り、ランニングコストを低減できるようにすることを技術的課題としている。【解決手段】 空気線図テーブル(11)に、空調空気の上限状態点(Ps)と下限状態点(Pw)を結んだ目標温湿度線(L) と、外気状態点 (A1〜A5) が設定される。次いで、外気状態点 (A1〜A5) から前記目標温湿度線(L) 上の任意の状態点(例えば最も近い状態点)に至るまで、状態変化予想線 (J1〜J5) が設定される。状態変化予想線(J1〜J5)は、主加熱装置(4) の加熱容量を表す主加熱線と、断熱加湿装置(5) の加湿容量を表す断熱加湿線と、冷却装置(6) の冷却容量を表す冷却線と、補助加熱装置(7) の加熱容量を表す補助加熱線からなり、この状態変化予想線(J1〜J5)に従って各装置(4〜7)の容量が設定されるので、取り込んだ外気の状態点が前記目標温湿度線(L) 上の最も近い状態点に至るまで正確に推移して、所定の温湿度に調整された空調空気が得られる。
請求項(抜粋):
取り入れた外気を予め設定した温湿度に調整するために、少なくとも、加熱容量可変の主加熱装置(4)と、加湿容量可変の断熱加湿装置(5)と、冷却容量可変の冷却装置(6)と、加熱容量の微調整が可能な補助加熱装置(7)とを備えた空調空気の温湿度制御装置において、外気の温湿度を検出する温湿度計(TH0)と、空気線図を予め記憶した空気線図テーブル(11)とを備え、空調空気の上限温度及び上限湿度によって定まる上限状態点(Ps) と、下限温度及び下限湿度によって定まる下限状態点 (Pw) を結んだ目標温湿度線(L)を空気線図テーブル(11)に設定する目標温湿度線設定器(12)と、温湿度計(TH0)で検出された外気の温湿度に基づく外気状態点(A1〜A5) を空気線図テーブル (11) に設定する外気状態点設定器 (14) と、前記外気状態点(A0) から前記目標温湿度線(L)上の任意の状態点に至るまで、空気線図上を等絶対湿度線に沿って加熱方向に推移する主加熱線 (JT )と、空気線図上を等エンタルピ線に沿って加湿方向に推移する断熱加湿線 (JH)と、空気線図上を上限状態点(Ps) の露点温度以下に設定された冷却温度(Tc) に向かって推移する冷却線(JC )と、空気線図上を等絶対湿度線に沿って加熱方向に推移する補助加熱線 (Jt )のうち、必要な線をこの順で連結した状態変化予想線(J1〜J5)を設定する予想線設定器(16)と、当該状態変化予想線(J1〜J5)の主加熱線 (JT )の長さに応じて主加熱装置(4)の加熱容量を設定する主加熱容量設定器(18)と、断熱加湿線 (JH )の長さに応じて断熱加湿装置(5)の加湿容量を設定する加湿容量設定器(19)と、冷却線(JC )の長さに応じて冷却装置(6)の冷却容量を設定する冷却容量設定器(20)と、補助加熱線 (Jt )の長さに応じて補助加熱装置(7)の加熱容量を設定する補助加熱容量設定器(21)とを備えたことを特徴とする空調装置の温湿度制御装置。

前のページに戻る