特許
J-GLOBAL ID:200903069978358220

多段ドクター装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 横沢 志郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-227957
公開番号(公開出願番号):特開平10-072792
出願日: 1996年08月29日
公開日(公表日): 1998年03月17日
要約:
【要約】【課題】 組み付け、分解が簡単にでき、効率良くドクタリングを行うことの可能な多段ドクター装置を提案すること。【解決手段】 多段ドクター装置1は、第1、第2および第3のドクター部3、4、5を有している。各ドクター部は共通の締結用ボルト35によって組み付けられている。各ドクター部の間には洗浄液通過用の隙間47、57が形成され、各ドクター部のドクターブレードの刃先には散布器36、46、56によって洗浄液が散布される。第1のドクターブレード31はステンレススチール製であり、第2および第3のドクターブレード41、51は樹脂製である。多段のドクターブレードにより効率の良いドクタリングを行うことができる。また、共通の締結用ボルト35を用いて多段ドクター装置1を簡単に組み付け、分解することができる。更に、第2段以降のドクター部に樹脂製ドクターブレードを使用することにより、ロール外周面に焼き付きが発生することを回避できる。
請求項(抜粋):
ロールの外周面に付着した紙粕等を掻き落とすために当該ロールの外周面に沿ってその円周方向に配列された複数のドクター部を備えた多段ドクター装置において、少なくとも第1、第2および第3のドクター部を有し、前記第1のドクター部は、前記ロール外周面に圧接される第1のドクターブレードと、この第1のドクターブレードをロール外周面に圧接させる方向および離れる方向に旋回可能に支持している第1のブレード保持部と、このブレード保持部を前記ロール外周面に接近および離れる方向に旋回可能に支持している第1のドクターバックとを備え、前記第2のドクター部は、前記ロール外周面に圧接される第2のドクターブレードと、この第2のドクターブレードをロール外周面に圧接させる方向および離れる方向に旋回可能に支持している第2のブレード保持部と、このブレード保持部を支持している第2のドクターバックとを備え、前記第3のドクター部は、前記ロール外周面に圧接される第3のドクターブレードと、この第3のドクターブレードをロール外周面に圧接させる方向および離れる方向に旋回可能に支持している第3のブレード保持部と、このブレード保持部を支持している第3のドクターバックとを備え、前記第2のドクターバックは前記第1のドクターバックによって支持され、前記第3のドクターバックは前記第2のドクターバックによって支持され、これら第1乃至第3のドクターバックは全体として前記ロール外周面に接近する方向および離れる方向に旋回可能となっていることを特徴とする多段ドクター装置。

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