特許
J-GLOBAL ID:200903069998511394

移動体のロック機構

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 桑原 稔 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-197170
公開番号(公開出願番号):特開平8-038281
出願日: 1994年08月01日
公開日(公表日): 1996年02月13日
要約:
【要約】【目的】引き出しなどの移動体を常時一定の方向に付勢することなく、該移動体を、例えば押し込み位置に確実に引き込み、また、この押し込み位置での移動体の移動の規制ができるロック機構を、シンプルな構成をもって提供する。【構成】ロック機構Aは、一対の側壁11、11間にロック部材20を収めている。側壁11には、ガイド溝13が設けられている。ロック部材20は、ガイド溝13にガイドピン40を摺動自在に収め入れ、かつ、直線状溝部13aの側端側に向けて常時付勢されている。ロック部材20は、直線状溝部13aの側端に位置した状態で、手前側の突部22を移動体の係合手段M’に係合させて、移動体Mの移動を阻止させる。また、移動体Mの湾曲状溝部13b側への移動に伴って、移動体Mとの係合状態を解除させ、かつ、ガイドピン40を湾曲状溝部13bに係合させる。さらに、一旦係合状態を解除させた移動体Mの再押し込みにより、係合手段M’にロック部材20の手前側の突部22を係当させて、付勢力により移動体Mを直線状溝部13aの側端側に移動させる。
請求項(抜粋):
移動体を、該移動体の移動終了位置でロックさせるロック機構であって、該ロック機構は、一対の側壁と、この一対の側壁間に収められているロック部材とを備えており、前記側壁には、移動体の移動方向に沿って、該側壁の一方の側から他方の側に向けて延びる直線状溝部と、この直線状溝部に連通し、かつ、該直線状溝部の一方の側端より下方に向けて延びる湾曲状溝部とを備えたガイド溝が備えられており、前記ロック部材は、該一対の側壁に備えられた一対の前記ガイド溝に収め入れられるガイドピンと、該ロック部材の手前側と奥側とにそれぞれ移動体の係合手段に対して接する突部とを備えており、しかも、該ロック部材は、前記側壁の前記直線状溝部の側端側に向けて常時付勢されており、前記ロック部材は、前記直線状溝部の側端に位置した状態で、該ロック部材の手前側の突部を該移動体の係合手段に係合させて、該移動体の湾曲状溝部側に向けた移動を阻止させると共に、前記付勢に抗した前記移動体の湾曲状溝部側への移動に伴って、該湾曲状溝部の延設方向に移動されて、該移動体との前記係合状態を解除させると共に、前記ロック部材のガイドピンを前記湾曲状溝部に対して係合させ、さらに、前記湾曲状溝部にガイドピンを係合させている該ロック部材は、該ロック部材の奥側の突部が移動体の係合手段により押されることに伴って、このロック部材の前記ガイドピンを湾曲状溝部から直線状溝部に押し戻させると共に、該移動体の係合手段に該ロック部材の手前側の突部を係当させて、前記付勢力により該移動体を直線状溝部の側端側に移動させる構成とされていることを特徴とする移動体のロック機構。
IPC (2件):
A47B 88/00 ,  A47B 88/04

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