特許
J-GLOBAL ID:200903070000477463

DNAシーケンシング方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小川 勝男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-245932
公開番号(公開出願番号):特開平10-085000
出願日: 1996年09月18日
公開日(公表日): 1998年04月07日
要約:
【要約】【課題】 長いDNAの塩基配列のシーケンシング方法を提供する。【解決手段】 溶液2中の2本鎖DNA1の2重螺旋の間にAFM探触針12の先端を挿入し、電極対54で2本鎖DNA1を静電伸長すると同時に電界方向に移動させ、AFM探触針12の先端での2本鎖DNA1の水素結合の解離位置を塩基配列上でシフトする。解離時におけるAFM探触針12の位置の変位は、振動板11の反りとしてSTM探触針13により計測される。A-T間及びG-C間の水素結合力の差は振動板11の反りに反映され、水素結合対の配列が計測できる。【効果】 高速にシーケンシングができる。
請求項(抜粋):
溶液中に配置された基板上に2本鎖DNA断片を配置する工程と、前記2本鎖DNA断片が配置された前記基板の上方に、探触プローブ型顕微鏡の探触針の先端を配置し、前記2本鎖DNA断片及び前記探触針の先端の位置を操作して、前記2本鎖DNA断片の1本鎖間の結合が一部解離された2本の1本鎖間に挟まれる領域で、前記探触針の先端を前記基板に接触させた計測状態を生成する工程と、前記計測状態で、前記2本鎖DNA断片と前記探触針の先端との相対的な位置を前記2本鎖DNA断片の配列方向に変化させ、前記変化に基づき前記探触針により、前記2本鎖DNA断片の配列方向で、前記2本鎖DNA断片のアデニン-チミン結合対又はグアニン-シトシン結合対を解離させて、前記アデニン-チミン結合対又はグアニン-シトシン結合対の解離により生じる前記探触針の振動を、探触プローブ型顕微鏡により検出する工程とを有し、前記振動の回数から前記2本鎖DNAの塩基配列長を測定することを特徴とするDNAシーケンシング方法。
IPC (3件):
C12Q 1/68 ZNA ,  C07H 21/04 ,  C12N 15/09
FI (3件):
C12Q 1/68 ZNA Z ,  C07H 21/04 B ,  C12N 15/00 A

前のページに戻る