特許
J-GLOBAL ID:200903070002239470

方向探知用ソーナー装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 八幡 義博
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-343172
公開番号(公開出願番号):特開平7-167935
出願日: 1993年12月15日
公開日(公表日): 1995年07月04日
要約:
【要約】【目的】 全方位に渡る多数のスプリットビームを設けることなく、且つ音源方位に音源周波数に適合した鋭いスプリットビームを形成することにより正確な音源方位を検出する。【構成】 対を成す受波素子(例えば1-1と1-2)の受波信号の位相と周波数を周波数検出部3-1,3-2等で検出しこれを受け粗方位検出部4-1等で粗方位を求め、整相制御部5-1等でその方位にスプリットビームを形成させる受波素子を決定するとともに受波周波数に適合した鋭いスプリットビームを形成するための整相係数を定め、SB整相部7へ送り、ここで全受波素子から入力されている受波信号のうち決定された受波素子の受波信号に整相係数を作用させてスプリットビームを形成し、周波数選択部8でスプリットビームによる受波信号のみを抽出して精方位検出部9で正確な方位を検出する。
請求項(抜粋):
音波を電気信号に変換する多数の受波素子の配列からなる受波部と; 該多数の受波素子の配列において、方位区分毎に、受波帯域の上限周波数の2分の1波長以下の間隔で対をなすように定められた2個の受波素子のそれぞれに対応して設けられ、各受波素子の受波信号を解析して受波音波の周波数と位相を検出する周波数検出部と; 前記対を成す受波素子に対応する2つの周波数検出部で検出された周波数と位相と前記受波素子の間隔とから音源方位を算出する粗方位検出部と; 粗方位検出部で算出された方位にスプリットビームを形成するよう、信号を用いるべき受波素子を定め、受波周波数に応じて各受波素子の出力振幅および位相を制御する整相係数を設定し整相係数信号を出力する整相制御部と; 前記周波数検出部、粗方位検出部および整相制御部で要する処理時間に相当する時間だけ各受波素子の出力信号を遅延される遅延器と; 遅延器を経た各受波素子の出力信号を受け、整相制御部で定められた受波素子の出力信号の振幅および位相を整相係数信号により制御しスプリットビームを形成するスプリットビーム整相部と; スプリットビーム整相部からのスプリットビーム出力のうち前記周波数検出部で検出された周波数成分のみを抽出する周波数選択部と; 選択抽出された周波数成分のスプリットビーム出力の振幅又は/および位相から音源方位を検出する精方位検出部と; を具備することを特徴とする方向探知用ソーナー装置。
IPC (2件):
G01S 3/805 ,  G01S 3/802

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