特許
J-GLOBAL ID:200903070006170319

スクロール気体圧縮機

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 滝本 智之 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-026394
公開番号(公開出願番号):特開平9-217690
出願日: 1996年02月14日
公開日(公表日): 1997年08月19日
要約:
【要約】【課題】 圧縮効率向上のための効果的なバイパス穴とバイパス弁および圧縮室への給油通路の配置構成を実現したものである。【解決手段】 吐出口30に最も近い第2圧縮室2bが吐出口30に開口した直後の状態で、バイパス穴39が旋回スクロールラップ13aによって遮閉されない位置で、且つ、圧縮室2または吸入室31に供給される潤滑油の流入位置よりも吐出口30の側にバイパス穴39とバイパス弁40を設けたものである。この構成によれば運転圧縮比が設定圧縮比より小さい場合には、圧縮途中気体を吐出室32に一部排出して過圧縮を防止する。また、バイパス作用のない場合には、潤滑油がバイパス穴を充填するので圧縮気体の圧縮室残留を防止し、圧縮気体の再膨張,圧縮による圧縮効率低下を防ぐことができる。
請求項(抜粋):
固定スクロールの一部をなす鏡板の一面に直立して形成された渦巻き状の固定スクロールラップに対して、旋回スクロールの一部をなすラップ支持円板上に直立し且つ前記固定スクロールラップに類似した形状の旋回スクロールラップを互いに噛み合わせて、両スクロール間に渦巻き形の一対の圧縮空間を形成し、前記固定スクロールラップの中心部に吐出室に通じる吐出口を設け、前記固定スクロールラップの外側には吸入室を設け、駆動軸と係合する前記ラップ支持円板と、前記固定スクロールを締結し且つ前記駆動軸を支持する本体フレームとに係合する前記旋回スクロールの自転阻止部材を介して、前記旋回スクロールが前記固定スクロールに対し公転運動を行うことによって、前記各圧縮空間が吸入側より吐出側に向けて連続移行する複数個の圧縮室に区画されて流体を圧縮すべく容積変化するスクロール圧縮機構と、前記圧縮室と前記吸入室の内、少なくとも一方への給油通路とを形成し、前記ラップ支持円板の反圧縮空間側が前記本体フレームに設けたスラスト軸受に支持される形態と、前記旋回スクロールが前記固定スクロールの側に背圧付勢される形態とのうち少なくとも一方の形態とし、前記吐出口から吐出室へのみの流体流れを許容し且つ前記吐出口の出口側を開閉する逆止弁装置を配置し、前記吐出口に最も近い圧縮途中の前記圧縮室に開口し且つ他端が前記吐出室に通じる少なくとも一対以上のバイパス穴を前記鏡板に対称配置すると共に、前記バイパス穴を介して前記圧縮室から前記吐出室へのみの流体排出を許容し且つ前記バイパス穴の出口側を開閉するバイパス弁を前記鏡板に設けた構成で、前記圧縮空間は前記吐出口にも前記吸入室にも間欠的に連通しない空間が存在せず、前記バイパス穴は、前記吐出口に最も近い前記圧縮室が前記吐出口に開通した直後の状態で、前記旋回スクロールラップの端部によって前記バイパス穴の通路を狭められず且つ前記給油通路の流入位置よりも前記吐出口の側の位置に設けられたスクロール気体圧縮機。
IPC (4件):
F04C 18/02 311 ,  F04C 18/02 ,  F04C 29/02 351 ,  F04C 29/10 331
FI (6件):
F04C 18/02 311 X ,  F04C 18/02 311 T ,  F04C 18/02 311 V ,  F04C 18/02 311 W ,  F04C 29/02 351 C ,  F04C 29/10 331 C
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • スクロール圧縮機
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平5-107447   出願人:三洋電機株式会社
  • 特開昭62-197684
  • 特開昭62-197684

前のページに戻る