特許

J-GLOBAL ID：200903070007428158

内燃機関用点火コイル装置

発明者： 稲垣 正博
出願人/特許権者： 日本電装株式会社
代理人 (1件)： 鈴江 武彦
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平5-104746
公開番号（公開出願番号）：特開平6-317243
出願日： 1993年04月30日
公開日（公表日）： 1994年11月15日
要約：

【要約】【目的】この発明は、モジュールを構成するスイッチング回路が注型樹脂の熱歪みから保護されると共に、組み立て構成が簡易化されるように改良した内燃機関用点火コイル装置を提供することを目的とする。【構成】コイルケース11内に1次コイル12、2次コイル13からなるトランス14を収納し、このトランス14の側面の端子板15に形成した接続端子151 、152 に接続されるようにした接続端子221 、222 を有するモジュール18を装着する。コイルケース11には、モジュール18に一体にされたスイッチング回路部19を挿入する収納室17が設けられ、収納室17の開口部はモジュール18のコネクタ180 に形成した嵌合部20で封じられる。この様な状態でコイルケース11の内部に注型樹脂25を充填するもので、この樹脂25は前記接続端子部を含みトランス14を絶縁固定する。この場合、樹脂は前記嵌合部20によって収納室17内への浸入が阻止される。

請求項（抜粋）：

1次コイルおよび2次コイルを備えたトランスと、このトランスが収納されるようにしたコイルケースと、このコイルケースの1つの側部に対応して形成された収納室と、点火指令に対応して前記トランスの1次コイルに点火信号電圧を供給するスイッチング回路を備え、このスイッチング回路部を前記収納室に収納した状態で前記収納室の開口部に嵌め込まれる嵌合部を備えたモジュールと、このモジュールが前記収納室に対して嵌合保持された状態で、前記コイルケース内に設定される前記トランスの1次コイルに接続された端子が嵌め込み接続される、前記モジュールに一体的に設けられた電源および点火指令信号用の接続端子機構と、このモジュールが嵌め込まれた前記コイルケースの内部に、前記トランスを絶縁固定保持させるように充填された注型樹脂とを具備し、前記注型樹脂が前記モジュールの嵌合部でシールされて前記収納室内に浸入しないようにしたことを特徴とする内燃機関用点火コイル装置。