特許
J-GLOBAL ID:200903070018823954
雄性不稔植物を得る方法
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
川口 義雄 (外2名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-525397
公開番号(公開出願番号):特表平11-500617
出願日: 1996年02月21日
公開日(公表日): 1999年01月19日
要約:
【要約】植物の雄しべ細胞で産生または過産生されると、雄しべ細胞の代謝、機能および/または発達をかなり乱す、不稔性RNA、タンパク質またはポリペプチド、好ましくは barnaseをコードする雄性不稔性DNA;および該植物の特定の雄しべ細胞、特に葯細胞、とりわけ絨毯組織細胞において雄性不稔性DNAの発現を選択的に指示することができる不稔性プロモーター(雄性不稔性DNAは、不稔性プロモーターと同じ転写単位にあり、該不稔性プロモーターの制御下にある。)を含む雄性不稔性遺伝子を含む外来DNAで植物細胞の核ゲノムを形質転換し;該外来DNAで形質転換した植物を該形質転換細胞から再生することにより雄性不稔植物を得る方法であって、該方法は、該外来DNAに、不稔性RNA、タンパク質またはポリペプチドが産生される植物細胞で産生されると、不稔性RNA、タンパク質またはポリペプチドの活性を十分妨げることができる共調節RNA、タンパク質またはポリペプチド、好ましくは barstarをコードする共調節DNAを含む共調節遺伝子を含めることを特徴とし、該共調節DNAは、好ましくは、非雄しべ細胞、好ましくは少なくとも非雄しべ細胞の大部分で該共調節DNAの発現を指示することができ、一方、特定の該雄しべ細胞では低レベル発現を指示し、好ましくは発現を指示しないプロモーター;最少プロモーター要素、好ましくは植物細胞で正常に発現されるプロモーターから成るプロモーター(特にそれによって該共調節DNAは、該植物ゲノムでの外来DNAの組み込み後に該植物の核ゲノムにおいてエンハンサー要素の制御下におくことができる)から成る群から選択されるプロモーターの制御下にあり、それによって、該共調節DNAは、該不稔性DNAの植物転写単位とは異なる転写単位にあり、ただし、該共調節DNAが植物細胞での発現を指示することができるプロモーターの制御下にない場合は、該共調節遺伝子は、植物ゲノムへの挿入の後、共調節DNAが該植物ゲノムにおいて該外来DNAを取り囲むDNAに存在する植物プロモーター配列の制御下におかれ得るように、該外来DNAに位置する方法。
請求項(抜粋):
-植物の雄しべ細胞で産生または過産生すると、雄しべ細胞の代謝、機能および/または発達をかなり乱す、不稔性RNA、タンパク質またはポリペプチドをコードする雄性不稔性DNA、および-植物の特定の雄しべ細胞、特に葯細胞、とりわけ絨毯組織(tapetum)細胞において雄性不稔性DNAの発現を選択的に指示する不稔性プロモーター(雄性不稔性DNAは、不稔性プロモーターと同じ転写単位にあり、該不稔性プロモーターの制御下にある。)を含む雄性不稔性遺伝子;ならびに-不稔性RNA、タンパク質またはポリペプチドが産生される植物細胞で産生されると、不稔性RNA、タンパク質またはポリペプチドの活性を十分妨げることができる共調節RNA、タンパク質またはポリペプチドをコードする共調節RNA、および-好ましくは、非雄しべ細胞、好ましくは少なくとも非雄しべ細胞の大部分で該共調節DNAの発現を指示し、一方、特定の該雄しべ細胞では低レベル発現を指示し、好ましくは発現を指示しないプロモーター、または-最少プロモーター要素、好ましくは植物細胞で正常に発現したプロモーターから成るプロモーター(特にそれによって該共調節DNAは該植物の核ゲノムのエンハンサー要素の制御下にある)を含む共調節遺伝子;を含み、該共調節DNAが、不稔性DNAの転写単位とは異なる転写単位にある外来DNAをその細胞の核ゲノムに有する植物。
IPC (3件):
A01H 5/00
, C12N 5/10
, C12N 15/09 ZNA
FI (3件):
A01H 5/00 A
, C12N 15/00 ZNA A
, C12N 5/00 C
引用特許:
引用文献:
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