特許
J-GLOBAL ID:200903070063287257

焼却炉および溶融炉からの飛灰の処理方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 丸岡 政彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-037818
公開番号(公開出願番号):特開2002-316123
出願日: 1992年12月02日
公開日(公表日): 2002年10月29日
要約:
【要約】【課題】 飛灰中に含まれている重金属を安定な形で分離することができる焼却炉および溶融炉からの飛灰の処理方法の提供。【解決手段】 まず、3リットルビーカーに蒸留水2リットルを入れて撹拌しながら、飛灰100gを入れてスラリーとし、これにpH1になるまで塩酸を添加する。なお、pH調整後10分間は撹拌を続ける。次いで、このスラリーを濾過して残渣と濾液とに分け、得られた濾液に200g/lに濃度調整した水酸化ナトリウム水溶液を添加してpH7まで中和し、必要に応じてさらに10g/lに濃度調整した水硫化ナトリウムを酸化還元電位で-100mVまで添加し、亜鉛を主とする重金属の水酸化殿物およびその他の重金属の硫化殿物を生成させる。次に、上記沈殿物が生成した溶液を濾過し、亜鉛殿物と中和濾液とに分ける。
請求項(抜粋):
焼却炉および溶融炉から発生するナトリウムおよびカリウム、並びに亜鉛、銅および鉛等の重金属を含む飛灰の処理方法であって、上記飛灰を、そのまままたは鉱酸を添加し、pH3以下において溶解することによって鉛以外の重金属を溶出せしめ、鉛を含む残渣を濾別し鉛の資源として処理する第一工程、上記第一工程において得られた濾液に中和剤を添加し、pH7以上に中和して亜鉛を主とする重金属の水酸化殿物を生成させると共に、この濾液に硫化剤を酸化還元電位-100mVまで添加して残りの重金属を硫化物として沈殿させ、これらの沈殿物を濾別し亜鉛の資源として処理する第二工程、および上記第二工程において得られた濾液を放流する第三工程からなることを特徴とする焼却炉および溶融炉からの飛灰の処理方法。
IPC (7件):
B09B 3/00 ,  B09B 3/00 ZAB ,  C22B 3/04 ,  C22B 3/44 ,  C22B 7/02 ,  C22B 13/00 ,  C22B 19/30
FI (8件):
C22B 7/02 B ,  C22B 19/30 ,  B09B 3/00 304 G ,  B09B 3/00 ZAB ,  C22B 13/04 ,  C22B 3/00 Q ,  C22B 3/00 R ,  C22B 3/00 A
Fターム (18件):
4D004AA37 ,  4D004AB03 ,  4D004BA05 ,  4D004CA13 ,  4D004CA15 ,  4D004CA35 ,  4D004CA41 ,  4D004CB01 ,  4D004CB26 ,  4D004CC11 ,  4D004CC12 ,  4D004DA03 ,  4D004DA20 ,  4K001AA20 ,  4K001AA30 ,  4K001BA14 ,  4K001DB02 ,  4K001DB08
引用特許:
出願人引用 (4件)
  • 特公昭50-013202
  • 特開平4-265189
  • 特開昭63-047342
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審査官引用 (5件)
  • 特開平4-265189
  • 特公昭50-013202
  • 特開昭57-065374
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