特許
J-GLOBAL ID:200903070067583071
熱交換器の汚れ係数の推定方法
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
重野 剛
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-293346
公開番号(公開出願番号):特開平7-146263
出願日: 1993年11月24日
公開日(公表日): 1995年06月06日
要約:
【要約】【目的】 熱交換器の汚れの付着状況を、熱交換器の運転を停止することなく、的確に推定ないし予測する。【構成】 熱交換器22の冷却水出口近傍に、熱交換器22を構成する材料と同一又は略同一材質よりなる評価チューブを備えたファウリングセンサ1を設けて熱交換器22の汚れ係数を推定する。ファウリングセンサ1の評価チューブ2の外面に沿って、熱交換器22内を流出した冷却水を熱交換器22内の冷却水流通速度と略同一速度で流通させる。ファウリングセンサ1に熱交換器22の熱負荷と略同一の熱負荷を加えてファウリングセンサ1におけるスケール進行速度Scを求める。このスケール進行速度から、熱交換器の汚れ係数の推定値を算出する。【効果】 実系の熱交換器22と同一の水環境においたファウリングセンサ1についてスケールの進行速度を求め、この値を熱交換器の汚れ係数算出式に代入することにより、実測値に近く、十分に実用的な数値を求めることができる。
請求項(抜粋):
熱交換器の冷却水出口近傍に、該熱交換器の伝熱管を構成する材料と同一材質又は略同一材質よりなり、かつ、長手方向管肉部に温度センサ挿入孔を穿った評価チューブと、該評価チューブ内に装入されたヒータと、前記温度センサ挿入穴に挿入された温度センサとを備えてなるファウリングセンサを設け、該ファウリングセンサで検出されるスケール進行速度に基づいて前記熱交換器の汚れ係数を推定する方法であって、該ファウリングセンサの評価チューブの外面に沿って該熱交換器から流出した冷却水を該熱交換器内の冷却水流通速度と略同一速度で流通させると共に、該ファウリングセンサに該熱交換器の熱負荷と略同一の熱負荷を加え、この状態で該ファウリングセンサにおけるスケール進行速度Scを求め、該スケール進行速度から、下記(I)式に基いて該熱交換器の汚れ係数の推定値を算出することを特徴とする熱交換器の汚れ係数の推定方法。【数1】
IPC (3件):
G01N 25/18
, C02F 1/00
, G01N 25/72
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