特許
J-GLOBAL ID:200903070068683703

熱空気架橋用エチレン系共重合ゴム組成物

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴木 俊一郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-059291
公開番号(公開出願番号):特開平8-253635
出願日: 1995年03月17日
公開日(公表日): 1996年10月01日
要約:
【要約】【目的】 架橋物表面の粘着性が低く、かつ内部には異常発泡を有さず、しかも耐熱老化性(耐熱性)、耐へたり性にも優れた熱空気架橋物を得ることができるエチレン系共重合ゴム組成物を提供する。【構成】(A)特定のメタロセン系触媒で製造されるエチレン・α-オレフィン・ポリエン共重合体100重量部と、(B)有機過酸化物0.05〜10重量部とを含むエチレン系共重合ゴム組成物。該エチレン・α-オレフィン・ポリエン共重合体(A)は、(1) (a) エチレン単位と(b) 炭素数3〜20のα-オレフィン単位とを、40/60〜95/5〔(a) /(b) 〕のモル比で含有し、(2)ヨウ素価が1〜50であり、(3) 極限粘度[η]が、0.1〜10dl/gであり、好ましくは(4) D(Tαβ/Tαα)が0.5以下、(5) B値が1.00〜1.50、(6) Tgが-50°C以下である。
請求項(抜粋):
(A)下記に示すエチレン・α-オレフィン・ポリエン共重合体と、エチレン・α-オレフィン・ポリエン共重合体(A)100重量部に対して、(B)有機過酸化物 0.05〜10重量部とを含むことを特徴とする熱空気架橋用エチレン系共重合ゴム組成物;該エチレン・α-オレフィン・ポリエン共重合体(A)は、下記式[I]または[II]で示されるメタロセン化合物を含むメタロセン系触媒の存在下に、(a) エチレンと、(b) 炭素数3〜20のα-オレフィンと、(c)非共役ポリエンとをランダム共重合させて得られ、(1) (a) エチレンから導かれる単位と、(b) 炭素数3〜20のα-オレフィンから導かれる単位とを、40/60〜95/5〔(a) /(b) 〕のモル比で含有し、(2) ヨウ素価が1〜50であり、(3) 135°Cデカリン中で測定される極限粘度[η]が、0.1〜10dl/gである;【化1】〔式中、Mは周期律表第IVB族の遷移金属であり、R11およびR12は、水素原子、ハロゲン原子、ハロゲンで置換されていてもよい炭素数1〜20の炭化水素基、ケイ素含有基、酸素含有基、イオウ含有基、窒素含有基またはリン含有基であり、R13およびR14は、それぞれ炭素数1〜20のアルキル基であり、X1 およびX2 は、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜20の炭化水素基、炭素数1〜20のハロゲン化炭化水素基、酸素含有基またはイオウ含有基であり、Yは、炭素数1〜20の2価の炭化水素基、炭素数1〜20の2価のハロゲン化炭化水素基、2価のケイ素含有基、2価のゲルマニウム含有基、-O-、-CO-、-S-、-SO-、-SO2 -、-NR7 -、-P(R7 )-、-P(O)(R7 )-、-BR7 -または-AlR7 -である。(ただしR7 は水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜20の炭化水素基、炭素数1〜20のハロゲン化炭化水素基である。)〕、【化2】〔式中、Mは周期律表第IVB族の遷移金属であり、R21は、互いに同じでも異なっていてもよく、水素原子、ハロゲン原子、ハロゲン化されていてもよい炭素数1〜10のアルキル基、炭素数6〜10のアリール基または-NR2、-SR、-OSiR3、-SiR3または-PR2基(Rはハロゲン原子、炭素数1〜10のアルキル基または炭素数6〜10のアリール基)であり、R22〜R28は、上記のR21と同様であるか、あるいは隣接するR22〜R28がそれらの結合する原子とともに、芳香族環または脂肪族環を形成していてもよく、X3 およびX4 は、互いに同じでも異なっていてもよく、水素原子、ハロゲン原子、OH基、炭素数1〜10のアルキル基、炭素数1〜10のアルコキシ基、炭素数6〜10のアリール基、炭素数6〜10のアリールオキシ基、炭素数2〜10のアルケニル基、炭素数7〜40のアリールアルキル基、炭素数7〜40のアルキルアリール基、炭素数8〜40のアリールアルケニル基であり、【化3】-Sn-、-O-、-S-、=SO、=SO2、=NR29、=CO、=PR29または=P(O)R29である。(ただしR29およびR30は、互いに同じでも異なっていてもよく、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜10のアルキル基、炭素数1〜10のフルオロアルキル基、炭素数6〜10のアリール基、炭素数6〜10のフルオロアリール基、炭素数1〜10のアルコキシ基、炭素数2〜10のアルケニル基、炭素数7〜40のアリールアルキル基、炭素数8〜40のアリールアルケニル基または炭素数7〜40のアルキルアリール基であるか、またはR29とR30とはそれぞれそれらの結合する原子とともに環を形成してもよく、M2 は、珪素、ゲルマニウムまたはスズである。)〕
IPC (4件):
C08L 23/16 KES ,  C08K 5/14 ,  C08L 9/00 LAY ,  C08F 4/642 MFG
FI (4件):
C08L 23/16 KES ,  C08K 5/14 ,  C08L 9/00 LAY ,  C08F 4/642 MFG

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