特許
J-GLOBAL ID:200903070109702920

多体問題用計算装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小堀 益 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-089714
公開番号(公開出願番号):特開平8-285757
出願日: 1995年04月14日
公開日(公表日): 1996年11月01日
要約:
【要約】【目的】 複数の計算装置を同時に使用した場合に、粒子座標を記憶するために必要とされるメモリ容量を減らしながら計算速度を低下させないこと。【構成】 アドレス手段11と、座標記憶手段13と、座標データ選択手段12,22と、粒子間距離の計算手段14,24と、i粒子の座標記憶手段15,25と、比較手段16,26と、カットオフ距離の記憶手段17,27と、カットオフ距離内の粒子座標記憶手段18,28と、アドレス手段19,29とを有する。複数の計算機で同時に、計算装置毎に異なる或る粒子とそれ以外の全ての粒子との間に働くクーロン力またはポテンシャルを計算する時に、或る粒子から適当なカットオフ距離以内にある粒子の座標リストを自動的に作成し、そのリストを基にそれぞれの計算装置で同時に、或る粒子に働くファンデルワールス力またはポテンシャルを計算する。
請求項(抜粋):
N個(Nは2以上の整数)の粒子からなる系の、或る粒子に働く力又はポテンシャルを、その粒子以外の粒子との相互作用の総和として計算する多体問題用計算装置に於て、系に含まれる全ての粒子の座標を記憶する第1の座標記憶手段と、前記第1の座標記憶手段に粒子番号に対応するアドレスを順次供給する第1のアドレス手段と、それぞれ異なる座標を有する複数の特定粒子の座標を記憶する複数の第2の座標記憶手段と、前記第1の座標記憶手段から読み出された座標と、前記複数の第2の座標記憶手段から読み出された座標とからそれぞれ粒子間距離rを計算する複数の距離計算手段と、カットオフ距離rc を記憶するカットオフ距離記憶手段と、前記粒子間距離rと前記カットオフ距離rc とを比較し、前記粒子間距離rが前記カットオフ距離rc よりも小さい時にそれぞれ書き込み信号を生成する複数の比較手段と、前記複数の比較手段から書き込み信号が生成された時に前記第1の座標記憶手段から読み出された粒子座標をそれぞれ記憶する複数の第3の座標記憶手段と、前記複数の第3の座標記憶手段にそれぞれアドレスを供給する第2の複数のアドレス手段と、前記第1の座標記憶手段から読み出された座標と、前記複数の第3の座標記憶手段から読み出された座標を選択的に前記複数の距離計算手段に供給する選択手段とを設け、第1の力またはポテンシャルを計算する時に、前記選択手段により前記第1の座標記憶手段から読み出された座標を選択して特定粒子からrc 以内にある粒子の座標リストを作り、第2の力またはポテンシャルを計算する時には、前記選択手段により前記複数の第3の座標記憶手段から読み出された座標を選択して前記リストに記録されている座標にある粒子との間でのみ力またはポテンシャルを計算するようにしたことを特徴とする多体問題用計算装置。
IPC (2件):
G01N 15/00 ,  G06F 17/00
FI (2件):
G01N 15/00 Z ,  G06F 15/20 D

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