特許
J-GLOBAL ID:200903070114286803

スクロール流体機械

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小川 勝男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-163445
公開番号(公開出願番号):特開平7-019187
出願日: 1993年07月01日
公開日(公表日): 1995年01月20日
要約:
【要約】【目的】旋回形や回転形のスクロール流体機械において、二個のスクロールラップの熱膨張率が異なる場合でも、高性能化を図る。【構成】運転停止時にスクロール部材2,3をかみあわせたとき、スクロールラップ2bの歯底とスクロールラップ3bの歯先間の隙間とスクロールラップ2bの歯先とスクロールラップ3bの歯底間の隙間との大小関係を、スクロールラップ2bの熱膨張率がスクロールラップ3bのそれより大きい場合に、後者を前者よりも大きくし、小さい場合に、後者を前者よりも小さくし、同じ場合に、前者と後者を同じにする。
請求項(抜粋):
第一の鏡板とそれに直立して立設するインボリュート曲線あるいはそれに類似した曲線形状を有する第一のスクロールラップからなる第一のスクロール部材と第二の鏡板とそれに直立して立設するインボリュート曲線あるいはそれに類似した曲線形状を有する第二のスクロールラップからなる第二のスクロール部材が、前記各スクロールラップの直立方向を概略一致させ、互いに前記各スクロールラップを向き合わせてかみ合わせ、前記第一のスクロール部材からみた前記第二のスクロール部材が前記各ラップの直立方向に概略平行な軸を回転中心とした自転を伴わない前記各スクロールラップの直立方向に概略平行な軸を回転中心とした旋回運動を行うようにしたスクロール流体機械において、前記第一のスクロール部材の一部またはそれと一体で動く部材で運転時にラップ直立方向における前記各スクロール部材間距離を規定する第一基準面と前記第二のスクロール部材の一部またはそれと一体で動く部材で運転時にラップ直立方向における前記各スクロール部材間距離を規定する第二基準面を備え、組立て時に第一と第二の基準面による両スクロール部材間距離の規定状態時に、前記第一スクロールラップの歯底と前記第二スクロールラップの歯先間及び前記第一スクロールラップの歯先と前記第二スクロールラップの歯底間に隙間を設け、それらの大小関係を、圧縮機運転時のスクロールラップ付近の温度における前記第一スクロールラップの熱膨張率が前記第二スクロールラップの前記温度における熱膨張率より大きい場合に前記各スクロールラップの渦巻きの中央から径方向へほぼ同一距離の位置において後者の隙間を前者の隙間よりも大とし、圧縮機運転時のスクロールラップ付近の温度における前記第一スクロールラップの熱膨張率が前記第二スクロールラップの前記温度における熱膨張率より小さい場合に前記各スクロールラップの渦巻きの中央から径方向へほぼ同一距離の位置において後者の隙間を前者の隙間よりも小とし、圧縮機運転時のスクロールラップ付近の温度における前記第一スクロールラップの熱膨張率と前記第二スクロールラップの前記温度における熱膨張率が概略同一の場合に前記各スクロールラップの渦巻きの中央から径方向へほぼ同一距離の位置において前者の隙間と後者の隙間を概略同一とすることを特徴とするスクロール流体機械。
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開平4-318296
  • 特開昭59-218381

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