特許
J-GLOBAL ID:200903070127538828

弁装置、流体供給装置及び流体噴射装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 恩田 博宣 ,  恩田 誠
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2007-076899
公開番号(公開出願番号):特開2008-230196
出願日: 2007年03月23日
公開日(公表日): 2008年10月02日
要約:
【課題】弁装置の開弁時に弁体がエンド位置まで移動した場合であっても、その開弁により流体供給室から圧力室へ流入した流体が、開弁に伴って収縮した第二弾性体に塞がれてその流路が確保されなくなることを防止できる弁装置などを提供する。【解決手段】バルブユニット21において、シールバネ59により圧力室43側へ付勢された弁体57の軸部57bは、インク供給室56と圧力室43とを区画する隔壁51に形成された弁孔52を貫通し、ダイアフラム42aの内面に固着された受圧部材65に当接している。また、受圧部材65は圧力室43内に配設された負圧保持バネ66により閉弁方向へ付勢されている。インクの消費に伴い圧力室43が減圧すると、受圧部材65が負圧保持バネ66を収縮させつつ弁体57を開弁方向へ押すことで開弁する。負圧保持バネ66が接触する部分には、負圧保持バネ66の内側と外側とを連通可能な長溝68が形成されている。【選択図】図5
請求項(抜粋):
流体供給源から流体噴射手段に流体を供給する流路の途中に設けられる弁装置であって、 前記流路と上流側で連通する流体供給室と、前記流路と下流側で連通する圧力室とが弁孔を通じて連通状態に区画形成された基材と、 前記圧力室の壁面の一部を構成して該圧力室の内外の圧力差によって撓み変形可能なダイアフラムと、 前記ダイアフラムに設けられた受圧部材と、 前記弁孔を開閉する弁体と、 前記弁体を閉弁方向へ付勢する第一弾性体と、 前記弁体の移動方向に伸縮可能でかつ前記弁孔を囲むように一端部が前記基材に接触する状態で前記受圧部材を前記閉弁方向へ付勢する第二弾性体とを備え、 前記圧力室内の流体の減量による減圧に基づき前記受圧部材が前記第二弾性体を収縮させつつ前記弁体を開弁方向へ変位させることで開弁し、該開弁による前記圧力室内の流体の増圧に基づき前記第一弾性体及び前記第二弾性体の両付勢力が前記受圧部材の開弁方向の力に打ち勝って前記弁体が閉弁方向へ変位することで閉弁する構成であり、 前記弁体が開弁方向へ最大限移動した開弁状態であっても、前記弁孔を通じて前記第二弾性体の内側へ流入した流体を該内側から外側へ流出させる流路を、前記第一及び第二弾性体の収縮し切るまでの残り収縮量がどちらが多いか否かにかかわらず確保する流路確保手段を更に備えたことを特徴とする弁装置。
IPC (1件):
B41J 2/175
FI (1件):
B41J3/04 102Z
Fターム (8件):
2C056EA26 ,  2C056FA10 ,  2C056KA08 ,  2C056KB05 ,  2C056KB09 ,  2C056KB37 ,  2C056KC02 ,  2C056KC14
引用特許:
出願人引用 (2件) 審査官引用 (2件)

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