特許
J-GLOBAL ID:200903070173636680

ガラクトースが少なくかつラクトースを含まない発酵乳製品の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 三好 秀和
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-264591
公開番号(公開出願番号):特開平7-046960
出願日: 1992年10月02日
公開日(公表日): 1995年02月21日
要約:
【要約】【目的】 ラクトースを含まずかつガラクトースの少ない発酵乳製品の製造方法を提供する。【構成】 本発明は、2工程の発酵工程からなり、第1発酵工程ではミルクと20〜35g /cm3 のラクトースおよび40〜55g /dm3 の蛋白含有量のミルク蛋白濃厚物との混合物に1〜15%の量の適する微生物接種菌もしくは混合培養物を接種し、培養物に好適な温度にて混合および循環しながら培養し、製品種類に応じ10〜25g /cm3 の生成した乳酸を無機塩基もしくは無機塩基混合物により好ましくは連続的に制御された方法で5〜7のpHまで中和することにより出発物質を発酵させ、次いで発酵した乳製品の残留ガラクトースおよび/またはラクトースの含有量を後発酵槽または最終製品ユニットにて第2発酵工程で乳酸を中和せずに最終製品の特性的pH値を生ぜしめることにより一層分解する。
請求項(抜粋):
ラクトースを含まずかつガラクトースが少ない、またはラクトースを含まずかつ最少ガラクトースレベルの発酵乳製品を製造するに際し、2工程の発酵工程にて第1発酵工程ではミルクと20〜35g /cm3 のラクトースおよび40〜55g /dm3 の蛋白含有量のミルク蛋白濃厚物との混合物に1〜15%の量の適する微生物接種菌もしくは混合培養物を接種し、培養物に好適な30〜47°Cの温度にて混合および循環しながら培養し、製品種類に応じ10〜25g /cm3 の生成した乳酸を無機塩基もしくは無機塩基混合物、たとえば2〜8Nの水酸化ナトリウムおよび水酸化カリウム溶液により好ましくは連続的に制御された方法で5〜7のpHまで中和することにより出発物質を発酵させ、次いで発酵した乳製品の残留ガラクトースおよび/またはラクトースの含有量を後発酵槽または最終製品ユニットにて第2発酵工程で乳酸を中和せずに最終製品の特性的pH値を生ぜしめることにより一層分解することを特徴とする発酵乳製品の製造方法。

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