特許
J-GLOBAL ID:200903070232819956

多項目同時処理自動分析装置及びその分析処理方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 春日 讓
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-175481
公開番号(公開出願番号):特開平5-026882
出願日: 1991年07月16日
公開日(公表日): 1993年02月02日
要約:
【要約】【目的】 多項目同時処理自動分析装置の分析効率を向上し、試薬のランニングコストを低減し、コンタミネーションを回避する。【構成】 多項目同時処理の臨床検査用生化学自動分析装置で、多数の検体につきセット検査を行う場合において、分析項目と分析数、セット検査の内訳と検査数、流路洗浄を行う頻度とその消費量から算出される試薬のランニングコスト、更にコンタミネーションを考慮して、分析効率が最大になり、試薬のランニングコストが最小になり、更にコンタミネーションの発生を阻止するように、分析項目の組合せ、試薬の配置、分析チャンネルの配置を、演算処理手段による演算で最適に決定する。これにより、多項目同時処理の自動分析装置における実質的な処理能力が向上する。
請求項(抜粋):
検体と試薬を混和し呈色反応を行うための透光性のある反応容器と、複数の前記反応容器を円周上に配列保持する反応テーブルと、この反応テーブルを回転させる回転駆動機構と、前記検体を複数の反応容器に同時に分注する検体分注機構と、複数の試薬を保存する試薬保存器と、前記試薬を分析項目に応じて複数の反応容器に同時に分注する試薬分注機構と、前記試薬保存器と前記試薬分注機構を接続する試薬分注流路と、前記反応容器に検体と試薬が分注された後に反応液を撹拌する撹拌機構と、複数の前記反応液の吸光度を同時に測定する光度計と、分析を終了した反応容器から反応液を吸引除去し洗浄して続けて分析できるようにする反応容器洗浄機構とからなる分析部を備え、また複数の検体を前記分析部に搬送する検体搬送装置を備え、1つの検体につき複数の分析項目を指定し、前記分析部で複数の前記分析項目を同時に分析する自動分析装置の分析処理方法であり、予想される分析項目と分析数、複数の分析項目を同時に分析するセット検査の内訳と検査数を分析条件として与えるステップと、前記分析条件に基づき、同時分析における処理効率が最大となる分析項目の組合せ及び試薬の配置を演算で決定するステップと、決定された分析項目の組合せと試薬の配置に従って前記分析部が分析を実行するステップとからなることを特徴とする多項目同時処理自動分析装置の分析処理方法。

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