特許
J-GLOBAL ID:200903070264752535

可変バルブタイミング装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 恩田 博宣
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-014250
公開番号(公開出願番号):特開平5-202703
出願日: 1992年01月29日
公開日(公表日): 1993年08月10日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】内燃機関の可変バルブタイミング装置においてカムシャフトのトルク変動を小さくし、機能面から別れた二つの部分の分解・組み付けを容易にする。【構成】可変バルブタイミング装置(VVT)1をカムシャフト5の回転位相を変換する位相変換部9と、同位相変換部9を駆動させる油圧タイプの駆動部10とに分ける。位相変換部9をカムシャフト5と一体回転可能に設け、駆動部10のケーシング22をシリンダヘッド3に非回転に設ける。駆動部10の作動ロッド24に対し、位相変換部9のリングギヤ13を、リングギヤ13のスリーブ20にベンアリング26を嵌入してサークリップ37により抜け止めして連結する。従って、回転時にカムシャフト5に加わる慣性負荷は、駆動部10の分だけ低減される。又、スリーブ20の外周側からサークリップ37を操作することにより、スリーブ20とベアリング26との分離・連結が行われる。
請求項(抜粋):
内燃機関のシリンダヘッドにて回転可能に設けられて吸排気バルブを開閉駆動させるカムシャフトと、前記カムシャフトの一端部に設けられて前記内燃機関に駆動連結された駆動連結用ギヤと、前記駆動連結用ギヤを含み、前記カムシャフトの一端部にて一体回転可能に設けられ、前記駆動連結用ギヤに対する前記カムシャフトの回転位相を変換するために駆動される位相変換部と、前記位相変換部を駆動させるために同位相変換部に連結され、かつ非回転に設けられた駆動部とを備え、前記カムシャフトの回転位相を変換することにより前記吸排気バルブの開閉タイミングを可変にするようにした可変バルブタイミング装置において、前記位相変換部を構成し、内外周に設けられた歯の少なくとも何れか一方がヘリカル歯であり、前記カムシャフトと前記駆動連結用ギヤとの間に介在されて両者を連結すると共に軸方向への移動によって相対回動可能なリングギヤと、前記駆動部を構成し、前記リングギヤと同一の軸方向へ移動可能な作動ロッドと、前記駆動部を構成し、前記作動ロッド上に設けられてその作動ロッドと前記リングギヤとの間に介在されて両者を相対回転可能にするベアリングと、前記駆動部を構成し、前記作動ロッドを前記リングギヤと一体に軸方向へ往復動させるための駆動源と、前記ベアリングと前記リングギヤとを連結するために前記リングギヤの一端部に設けられ、外周に内側の穴へ貫通する複数の貫通孔を有し、前記内側の穴には前記ベアリングが嵌合されるスリーブと、前記ベアリングと前記リングギヤとを連結するために前記ベアリングの外周に設けられ、前記スリーブの各貫通孔に対応する凹部と、前記ベアリングと前記リングギヤとを連結するために前記スリーブの外周に装着され、内径を拡大可能な断面ほぼリング状をなし、内周には前記スリーブの貫通孔を貫通して前記ベアリングの凹部に係合可能な複数の係合突起を有する抜け止め部材とを備えたことを特徴とする可変バルブタイミング装置。

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