特許
J-GLOBAL ID:200903070290051308
胸部X線画像からのリブケイジ境界検出方法
発明者:
,
,
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2007-081989
公開番号(公開出願番号):特開2008-259522
出願日: 2007年03月27日
公開日(公表日): 2008年10月30日
要約:
【課題】画像の品質に依らず安定して肺野上端線の位置を検出できる方法、及び、肺野上端線から肺野下端線までのすべての行に対して、リブケイジ境界の位置を正しく検出できる方法を提供する。【解決手段】画像の左半分(右胸部)から、右肺の肋骨側面部下縁の画素と同じ勾配方向をもつ画素を抽出し、これらの画素の連結成分の中で面積最大の連結成分の左境界点列を右側リブケイジ境界候補点列Lとし、左境界点列がLとの間でマージの条件を満たす連結成分があれば、Lとその左境界点列をマージしてLを更新するという処理を、Lに新たな点列がマージされなくなるまで繰り返すことによって最終的な右側リブケイジ境界候補点列を求め、また同様な方法を用いて、画像の右半分(左胸部)から左側リブケイジ境界候補点列を求め、右側リブケイジ境界候補点列の最上点の行番号と左側リブケイジ境界候補点列の最上点の行番号の平均によって、肺野上端線の位置を与える。【選択図】 図9
請求項(抜粋):
(1)胸部X線像に1次微分オペレータを適用して各画素の勾配方向を求めた後、画像の左半分(右胸部)においては、右肺の肋骨側面部下縁の画素と同じ勾配方向をもつ画素(右エッジ要素と呼ぶ)の値を1とし、その他の画素の値を0として、また画像の右半分(左胸部)においては、左肺の肋骨側面部下縁の画素と同じ勾配方向をもつ画素(左エッジ要素と呼ぶ)の値を1とし、その他の画素の値を0として、2値画像Bを作成し、
この後、画像Bの左半分において、右エッジ要素の連結成分を求め、面積最大の連結成分の左境界点列(各行において連結成分の最も左側にある画素をつないで得られる道)を右側リブケイジ境界候補点列とし、画像Bの右半分において、左エッジ要素の連結成分を求め、面積最大の連結成分の右境界点列(各行において連結成分の最も右側にある画素をつないで得られる道)を左側リブケイジ境界候補点列とし、
次に、右側リブケイジ境界候補点列をLとして、まず、y方向に関してLに包含される右エッジ要素の連結成分を削除した後、左境界点列がLとの間でマージの条件を満たす連結成分があれば、Lとその左境界点列をマージして得られる点列をあらためて右側リブケイジ境界候補点列Lとし、この処理をLに新たな点列がマージされなくなるまで繰り返すことによって最終的な右側リブケイジ境界候補点列を求め、
また、同様な方法で左側リブケイジ境界候補点列を求める。
(2)前記(1)の方法で求まる右側リブケイジ境界候補点列の最上点の行番号と左側リブケイジ境界候補点列の最上点の行番号の平均によって、肺野上端線の位置を与える。
(3)前記(1)の方法で求まる右側リブケイジ境界候補点列と左側リブケイジ境界候補点列のそれぞれに対して、点列上の点の列番号をx、行番号をyとするとき、xがyの4次多項式で与えられると仮定して、点列にカーブフィッティングを適用して得られる曲線を右側リブケイジ境界、左側リブケイジ境界とし、これらと前記(2)の方法で求まる肺野上端線、および、肺野下端線によってリブケイジ境界を与える。
ことを特徴とするリブケイジ境界検出方法。
IPC (2件):
FI (2件):
A61B6/00 350D
, G06T1/00 290A
Fターム (23件):
4C093AA01
, 4C093AA26
, 4C093CA21
, 4C093CA35
, 4C093DA03
, 4C093FF08
, 4C093FF12
, 4C093FF16
, 4C093FF27
, 4C093FF34
, 4C093FF37
, 5B057AA08
, 5B057BA03
, 5B057DA07
, 5B057DB02
, 5B057DB05
, 5B057DB09
, 5B057DC04
, 5B057DC09
, 5B057DC14
, 5B057DC16
, 5B057DC23
, 5B057DC32
引用特許:
前のページに戻る