特許
J-GLOBAL ID:200903070300300930

スクロール型圧縮機

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 伊藤 洋二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-189532
公開番号(公開出願番号):特開平9-042171
出願日: 1995年07月25日
公開日(公表日): 1997年02月10日
要約:
【要約】【目的】 最大自転モーメントによる荷重が両ピンに作用したとき、1対のピンに荷重が集中することなく、各対のピンに均等に荷重が作用するようにする。【構成】 可動スクロール6と固定スクロール9とによって形成される圧縮室容積が、媒質吸入完了時の圧縮室容積の10%〜22%になったときに、複数個のスクロールピン部材19のうち少なくとも2本が、クランク軸3の回転軸方向からみて、可動スクロール6の自転中心OR を通り、かつ可動スクロール6の自転中心OR と可動スクロール6の公転中心OS とを通る直線L1 に直角な直線L2に対して、線対称に位置するように配置されている。さらに、このスクロールピン部材19は、このスクロールピン部材19と対をなすハウジングピン部材21に対して、可動スクロール6の自転方向側に位置するように構成する。
請求項(抜粋):
ハウジング(2)と、前記ハウジング(2)内に回転可能に支持されたクランク軸(3)と、前記ハウジング(2)に組付けられ、前記ハウジング(2)と共に閉じた空間(10)を形成する固定スクロール(9)と、前記クランク軸(3)のクランク部(5)に軸受(7)を介して回転可能に結合し、前記閉じた空間(10)内で、前記クランク軸(3)の回転軸周りに公転する可動スクロール(6)と、前記可動スクロール(6)の端板部(6b)に設けられ、前記ハウジング(2)側に突出した複数個のスクロール側ピン部材(19)と、前記スクロール側ピン部材(19)と対をなすように、前記スクロール側ピン部材(19)と対向して前記ハウジング(2)に設けられ、前記可動スクロール(6)側に突出したハウジング側ピン部材(21)と、前記対をなす両ピン部材(19、21)が貫通するように配置された環状のリング部材(22)とを有し、前記対をなす両ピン部材(19、21)の側壁が、前記リング部材(22)の内壁に接触することにより、前記軸受(7)の回転軸周りの前記可動スクロール(6)の自転を防止するように構成されているスクロール型圧縮機において、前記可動スクロール(6)と前記固定スクロール(9)とによって形成される圧縮室容積が、流体吸入完了時の圧縮室容積の10%〜22%になったとき、前記複数個のスクロール側ピン部材(19)のうち少なくとも2本が、前記クランク軸(3)の回転軸方向からみて、前記可動スクロール(6)の自転中心(OR )を通り、かつ前記可動スクロール(6)の自転中心(OR )と前記可動スクロール(6)の公転中心(OS )とを通る直線(L1 )に直角な直線(L2 )に対して線対称の位置に配置され、このスクロール側ピン部材(A、B)は、このスクロール側ピン部材(A、B)と対をなす前記ハウジング側ピン部材(21)に対して、前記可動スクロール(6)の自転方向側に位置するように構成されていることを特徴とするスクロール型圧縮機。

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