特許
J-GLOBAL ID:200903070313007662

高反撥、無粘性の不織布シート状物を利用する積層ロールの製作方法と、複合構造積層ロール

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 竹中 一宣
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-000001
公開番号(公開出願番号):特開平5-180216
出願日: 1992年01月04日
公開日(公表日): 1993年07月20日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】積層ロールのロール本体が,高熱脱液ライン等の過酷な状況下で長時間に沍り,吸収機能発揮及び形態維持を図り得る複合構造積層ロールを得る。【構成】円筒状の軸本体3a及び鍔体介設の両端軸受部113から成る軸体3と,軸本体3aに形成された多数の細孔5と及び空洞部6と,両鍔体間に,高反撥無粘性の不織布シート状体15と密着性のゴムシート状物等の戻り防止シート状物とを密着状に重畳して構成されるロール第一構成部,及びロール第一構成部のデイスク重畳部に介設される第二構成部とにより形成され,かつ軸本体3aに套嵌されるロール本体と,軸受部113に設けられ空洞部6に連通する貫通孔11とから構成される。製作に際しては,素材とするデイスク形成された,高反撥,無粘性の不織布シート状体15を積層し,これに対しゴム弾性,粘性等を備えたゴムシート状物を若干層積層し,これを1ブロック単位としそのブロック単位を利用して積層ロールを製作する。
請求項(抜粋):
ディスク成形された高反撥、無粘性の不織布シート状物と、ディスク成形された密着性のゴムシート状物等の戻り防止シート状物を重畳し、前記所定枚数の不織布シート状物及びゴムシート状物等の戻り防止シート状物を、ブロック単位で加圧、除圧を繰り返して積層ロールを製作する方法であって、先ず、不織布シート状物及びゴムシート状物等の戻り防止シート状物を、多数枚準備するシート状物の製作工程と、この製作工程で成形された所定枚数の不織布シート状物と、少なくとも1枚のゴムシート状物等の戻り防止シート状物を1ブロックとして、プレス機に固止された外周面に細孔を備え、軸本体に空洞部を備えた通気構造の鍔体付き軸体に嵌挿し、その後、前記1ブロックへの軸方向への加圧、又は除圧をなし、当該1ブロックの仮締めをなす1ブロックの成形、加圧及び除圧工程と、前記仮締めを終了した1ブロックの上に、更に前記所定枚数の不織布シート状物と少なくとも1枚のゴムシート状物等の戻り防止シート状物を、次の1ブロックとして、前記軸本体に嵌挿し、前記次の1ブロックへの軸方向への加圧、又は除圧をなし、当該次の1ブロックの仮締めをなす次の1ブロックの成形、加圧及び除圧工程と、続いて、前述と同様に、順次、次の各1ブロックの成形、加圧及び除圧工程を繰り返して、軸本体に多数の各1ブロックを重畳形成するブロック単位重畳工程と、前記ブロック単位で重畳した終端1ブロックの端面に圧接され、かつ前記軸本体の端面に圧締される鍔体を介して、終端1ブロック並びに前記多数の各1ブロックを最終に締付けし、積層ロールの均一硬度を達成する硬度矯正工程と、で構成される高反撥、無粘性の不織布シート状物を利用する積層ロールの製作方法。
IPC (3件):
F16C 13/00 ,  B05C 1/08 ,  B05C 9/10
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開平3-219115
  • 特公平2-057163

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